UPR/アシストスーツ5製品体験会

2019年04月19日 

ユーピーアールは4月19日、同社が販売するアシストスーツのメディア向け試着体験会を開催した。

体験会では、無動力タイプの「サポートジャケットBb+FIT(SLIM/WIDE)」「サポートジャケットBb+PRO」と、動力タイプの「マッスルスーツEdge」「MODEL Y」が用意され、それぞれの着用感と効果を体感することが出来た。

<サポートジャケットBb+FIT(SLIME)>
サポートジャケットBb+FIT(SLIME)

<サポートジャケットBb+FIT(WIDE)>
サポートジャケットBb+FIT(WIDE)

<サポートジャケットBb+PRO>
サポートジャケットBb+PRO

まず、はじめに試着したのはUPRが開発・販売を手がける「サポートジャケットBb+FIT(SLIM/WIDE)」と「サポートジャケットBb+PRO」の無動力タイプ3製品。

これらサポートジャケットシリーズは、重量が500~600gと軽量で、背面に「Bb+」と呼ばれる「第二の背骨」の役割を担う部品が設置されているのが特徴。この「Bb+」が背骨と腰の理想的な姿勢へと誘導し、腰に巻いたベルトによるサポートと合わせて、腰痛の原因となる頚椎への負担を軽減してくれるほか、各所に設けられたパワーベルトが姿勢の維持を補助するため、長時間同じ姿勢で作業をしても疲れにくい仕組みになっている。

「サポートジャケットBb+FIT」は腰ベルトの太さが違うSLIMとWIDEの2タイプがあり、ともに「Bb+」をジャケットから外し、ジャケットを洗濯機で洗うことを可能にしたモデル。着脱も簡易化されており、腰にあるダイヤルを回すことでフィット感を調整できるようになっている。

「サポートジャケットBb+PRO」はジャケットに「Bb+」が縫い込んだ一体構造となっている。これにより、「Bb+」が身体にしっかりとフィットすることで、装着していても違和感を感じずに動作することができた。

<マッスルスーツEdge>
マッスルスーツEdge

<MODEL Y>
MODEL Y

次に、試着したのは動力タイプの「マッスルスーツEdge」と「MODEL Y」。「マッスルスーツEdge」はイノフェス社が、「MODEL Y」はパナソニック子会社のATOUN社が製造し、UPRを通じて販売・レンタルしている。

「マッスルスーツEdge」は背面ユニットに組み込まれた「人工筋肉」がバネになり、腰部の動作を補助する仕組み。腰に取り付けられた手動ポンプで人工筋肉に空気を注入することで最大25.5㎏まで補助力を調整することができる。本体重量は4.3㎏とサポートジャケットシリーズよりも重いが、人工筋肉が股関節の屈曲運動を補助してくれるため、より少ない力で重量物を扱うことができた。

「MODEL Y」は電動式で、腰部の左右に取り付けられたモーターで動作を補助する仕組み。内蔵されたセンサーが腰部の動きを感知し、左右のモーターが個別に駆動することで、装着者の動きに合わせて最大10㎏まで加力することができ、試着時は特に中腰やしゃがんだ状態から立ち上がる動作で機械によるサポート感を得られた。同モデルは、日本航空(JAL)が羽田空港で行っているグランドハンドリング業務(トランクをベルトコンベアに積み込む作業工程)でも導入されている。

UPRは、パレットを扱う現場作業者の身体への負担を軽減したいとの思いから、アシストスーツ事業へ参入。2010年に東京理科大学との共同研究を開始し、2014年にアシストスーツを実用化して以降、自社製アシストスーツの開発や製品ラインナップの拡大に取り組んでいる。

体験会の最後に、UPRの長澤仁物流事業本部アシストスーツ事業部長は、「少子高齢化で労働人口が減少するなか、アシストスーツを導入することが今いる人材の離職防止や新規雇用の促進につながると考えている。現在、各地で開催している体験会や、さまざまな展示会への出展によって利用者が増え、累計1万着が販売され、1日に数十件もの問い合わせがあるものの、まだまだアシストスーツを知らない方も多い。特に物流業での導入は製造業と比べても遅れている。少しでも多くの方に存在を知ってもらい、現場労働者が腰痛でリタイアするのを防ぎたい」と、アシストスーツの普及にかける思いを語った。

■アシストスーツ製品のホームページ
https://www.upr-net.co.jp/suit/

最新ニュース