三菱倉庫/3年で売上高2400億円目指し、物流に500億円投資

2019年03月22日 

三菱倉庫は3月22日、積極果敢な「イノベーション」による今後のグループの成長計画とするべく、「MLC2030ビジョン」と新中期経営計画「2019-2021」を策定したと発表した。

新中期経営計画の財務目標及び財務戦略では、2022年3月期の業績目標は、売上高2400億円(2018年度比7%増)、営業利益145億円(16%増)としている。

投資計画では、計画期間中に約1000億円(物流500億円、不動産500億円)の投資を予定している。

「MLC2030ビジョン」では、創業から130年以上にわたり、倉庫業を中核とする物流事業を通じて、豊かで持続可能な社会の実現に貢献してきたとし、今後も顧客を起点に徹底し、
未来社会でのイノベーターとなるべく、「MLC2030ビジョン」を定め、国内外の顧客から選ばれ続ける企業グループとなることを目指すとしている。

「MLC2030ビジョン」とは「『お客様の価値向上に貢献する』を第一に、顧客のパートナーとして調達から流通・販売までのサプライチェーンを一貫で担うロジスティクス企業」と定めている。

「MLC2030ビジョン」実現に向けた成長戦略では、「お客様起点のサポート体制の確立」「海外事業の拡大」「港運及び不動産両事業における安定した利益の確保」「業務プロセスの改善と新技術の活用促進」「グループ経営基盤の強化」を挙げている。

新中期経営計画「2019-2021」については、この3か年を「MLC2030ビジョン」の実現に向けた飛躍のための第1ステージと位置付ける。そのための施策として、「重点分野における事業基盤の整備」「新技術活用体制の構築」「港運事業の競争力維持む「不動産事業の複合施設等の開発と運営力強化のための体制整備」「業務プロセス効率化等による生産性の向上」「働き方改革とイノベーション創出のための環境整備」「株主還元の強化」「CSR経営の推進」を挙げている。

なお、経営計画「2016-2018」の振り返りとして、2019年3月期を最終年度とする経営計画「2016-2018」では、「国内外一体のロジスティクス事業の拡充と事業基盤の強化」「賃貸を中心とする不動産事業の拡充」「グループ経営基盤の強化」を基本戦略として、企業価値の向上と成長力の強化を図った。

計画期間中には、物流部門において国内では大阪・神戸等で、国外ではインドネシアで配送センターを新設する等の施策を実施した。また、不動産部門では複数の事業案件を計画どおり稼働させた。しかしながら、国内外での事業領域の拡大及び組織再編等による体制整備が遅れたこと、国内外における競争激化や人手不足を背景としたコスト増加といった外部環境変化への対応が充分ではなかったこと等もあり、目標とした最終年度の売上高2400億円、同営業利益155億円は未達となる見通し。

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