三菱総研/ブロックチェーン技術で食品回収時の大幅な効率化実現

2019年03月01日 

三菱総合研究所は2月22日、ベジテック、カレンシーポートと共に、アマゾンジャパン、日本アクセスの両社の協力のもと、ブロックチェーン技術を活用した食品トレーサビリティプラットフォーム(BCプラットフォーム)の実証実験を1月に行い、その結果概要を取りまとめた。

その結果、BCプラットフォームを活用した場合、従来方式と比較して、食品回収までの時間や、回収対象品の量を大幅に削減できることを確認した。

実証実験は、日本の食品流通の合理化・高度化を目的として、農林水産省補助事業「2018年度食品流通合理化・新流通確立事業」を活用し、ベジテック、カレンシーポート、三菱総合研究所が新たに開発したBCプラットフォームを用いて、アマゾンおよび日本アクセスの両社の食品サプライチェーンにおいて、実証実験期間中の実際の商取引に関する物流情報の書き込みや参照等を行ったもの。

実証実験では、事故品が流通したと仮定し、事故品の特定と出荷停止、回収についてBCプラットフォームがある場合とない場合の比較検証を実施した。その結果、BCプラットフォームがある場合は、BCプラットフォームがない場合に対し、商品の回収作業に要する時間をサプライチェーン全体で1/3(事業者によっては最大1/7)まで短縮、回収対象品の量は最大で約1/180に削減可能であることを確認できた。

■実証実験の概要
実証時期:2019年1月15日~1月25日
対象品:青果物
対象としたサプライチェーン:以下の2ルートで実施
国内生産者 → 仲卸 → 小売 のルート
海外生産 → 輸入商社 → 国内流通商社 のルート
実証内容:
「対象とした特定の青果物について、対象期間中に実際に行われる取引に合わせて、トレーサビリティ情報(生産者情報、生産履歴、流通履歴等)を各参加事業者が、BCプラットフォーム上に記録、閲覧」
「実証実験終了後に、各事業者がBCプラットフォームを利用した場合と利用しない場合で比較し、効果を検証」

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