伊藤忠商事/天然ゴム調達サプライチェーンを対象にブロックチェーン活用

2019年02月04日 

伊藤忠商事は2月1日、事業投資先や取扱商品のサプライチェーン上の資源の安定的な調達・供給と、その流通の透明性確保のため、ブロックチェーン技術を用いたトレーサビリティ・システムの構築に向けた実証実験を開始すると発表した。

<天然ゴムのサプライチェーンと実証実験のイメージ>
天然ゴムのサプライチェーンと実証実験のイメージ

事業投資先や取扱商品のサプライチェーン上の資源の安定的な調達・供給と、その流通の透明性確保のため、ブロックチェーン技術を用いたトレーサビリティ・システムの構築に向けた実証実験を開始するもの。

スマートフォンアプリを利用して、受渡者間で取引内容の相互認証を行い、日時・位置情報等と合わせてブロックチェーン上に記録する。これにより、天然ゴムが加工工場に至るまでの流通の透明化を図る。また、各事業者の協力を促すため、正しく記録された取引に応じて対価を支払う仕組みも用意する。

なお、天然ゴムは、日々の生活に欠かせない天然資源の1つであり、主にタイやインドネシアなどの東南アジアで生産され、その約7割がタイヤに使用されている。世界的なモータリゼーションが進む中、今後もその需要は伸びていくと言われている一方で、森林減少や地域住民の権利侵害といった課題も報告されていることから、環境や人権に配慮した事業活動を推進していくことが不可欠となっている。

現在、生産者からタイヤメーカーへの納品までは複数の事業者(集荷業者、輸送業者)が関わっており、天然ゴムの流通において、より高い透明性が求められている。

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