UDトラックス/大型トラックで完全自動運転走行(特定条件下)デモ

2018年12月13日 

UDトラックスは12月12日、本社敷地内のテストコースで、大型トラックによるレベル4の自動運転デモンストレーションを実施したと発表した。

<レベル4自動運転デモの様子>
レベル4自動運転デモの様子

自動運転レベル4は特定条件下での完全自動運転走行を実現するもので、ドライバーがすべての運転要素を車両に任せられる完全自動運転(レベル5)に向けた重要なステップとなる。

デモンストレーションでは、港湾内や工場構内、物流施設、建設現場などの限定領域を想定し、GPS(全地球測位システム)やレーダー、LiDAR(ライダー)、車載カメラ・ソフトウェアなどの自動運転技術を駆使して、大型自動運転車両による発進や停止、Uターン、旋回、バック走行などを高精度で行った。

UDトラックスは4月に次世代技術ロードマップ「Fujin&Raijin(風神雷神)-ビジョン2030」を発表。自動化の取り組みをロードマップの柱の1つに位置づけ、モノを動かす力を象徴する「風神」をプロジェクト名に開発を行っている。

現在は、大型の自動運転トラックと電動トラックのプロトタイプの開発を進めており、2019年の東京モーターショーへ向けてビジネスパートナーと実証運行の実施を目指している。2020年までには特定用途での実用化を行い、2030年までに完全自動運転トラックと大型フル電動トラックの量産化を目指す方針だ。

<UDトラックスのラジュクマールIT部門統括責任者(左)、ボルボ・グループのフェルンストランド自動運転車両開発部門責任者(中央)、UDトラックスのナカノ開発部門統括責任者(右)>
UDトラックスのラジュクマールIT部門統括責任者(左)、ボルボ・グループのフェルンストランド自動運転車両開発部門責任者(中央)、UDトラックスのナカノ開発部門統括責任者(右)

UDトラックスのダグラス・ナカノ開発部門統括責任者は、「今回のデモンストレーションは、2020年の自動運転トラック実用化に向けた大きな一歩となる。昨年発売した大型トラック『クオン』は高度な車両制御システムを採用しており、高精度な自動化を実現するための技術的な土台となっており、この新型車両をベースに自動運転精度をさらに高めていく」と語った。

また、サティッシュ・ラジュクマールIT部門統括責任者は、「世界中でつながるボルボ・グループの車両から得られるデータは我々の財産。これを活用し、顧客へのサービス向上、スマートロジスティクス(物流の効率化)、そして社会の発展に貢献していきたい」とコメントした。

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