国交省/大型車の車輪脱落事故が増加傾向、特に左後輪に注意

2018年10月23日 

国土交通省は10月19日、2017年度のホイール・ボルト折損等による大型車の車輪脱落事故発生件数は67件(うち人身事故2件)で、前年度に比べ11件増加し、近年、同事故の発生件数が増加傾向にあると発表した。

<大型車の車輪脱落事故防止のための「緊急対策」のチラシ>
大型車の車輪脱落事故防止のための「緊急対策」のチラシ

2017年度の大型車(車両総重量8トン以上のトラック又は乗車定員30人以上のバス)のホイール・ボルト折損等による車輪脱落事故の主な傾向として、冬期(11月~3月)に集中(全67件中56件(84%))。

また、積雪地域での発生が多く、北海道での発生が前年度より8件増加し13件(前年度の2.6倍)。車輪脱着作業後1か月以内に発生した脱落事故が約半数(55%)を占める。

脱輪の主な原因のうちホイール・ボルト又はナットの締付不良等の「作業ミス」が91%と大半を占める。脱輪の直前に行ったタイヤの脱着作業が「タイヤ交換」である44件について、その作業の実施月を見ると、11月にタイヤを交換した車両が21件(48%)を占める。車輪脱落位置の大半(56件(83%))が左後輪となっている。

国交省では、近年、車輪脱落事故の発生が増加傾向にあることを重く受け止め、関係業界とともに「大型車の車輪脱落事故防止対策に係る連絡会」で、脱輪防止対策に係る従来の取り組みに加え、各業界で取り組むべき車輪脱落事故防止のための「緊急対策」を取りまとめ、実施している。

特に、これから冬期に向けて冬用タイヤの交換がピークを迎えるため、大型車のユーザーなどの関係者に対し、緊急対策の内容について徹底を図っていくとしている。

■大型車の車輪脱落事故防止のための「緊急対策」
http://www.mlit.go.jp/common/001258033.pdf

最新ニュース