テラドローン/ゴルフ場・住宅にドローンでAED運搬を実験

2018年08月15日 

テラドローン、東急不動産ホールディングス、オムロン ヘルスケアは8月10日、千葉県大網白里市にある一般住宅地とゴルフ場の複合開発地「季美の森」において、迅速な人命救助のため、AEDを搭載した救急用ドローンによる飛行実験を7月31日に実施したと発表した。

<個人住宅に向けAED運搬を行うドローン>
個人住宅に向けAED運搬を行うドローン

実証実験は、ゴルフ場でプレーヤーが倒れた場合、また、季美の森の住宅地内で住民の方が倒れた場合を想定し、クラブハウスからゴルフコース(距離:約450m)・個人住宅(距離:約350m)に向けてドローンによるAED運搬を行った。

季美の森の住宅へのAED運搬実験では2分22秒でAEDを届けた。

事前に近隣消防署から実験対象となる住宅までの移動時間を計測(信号待ちの際には計測を停止)したところ、10分10秒の時間を要しており、ドローンによるAED運搬は、救急車到着までの間に、AEDによる応急処置を早期に実施できる手段として、その有用性を確認できた。

通常の対応策であるゴルフカートでのAED運搬や救急車を呼んだときと比較し、ドローンによるAED運搬の有効性を確かめるため行った。

10番ホールのグリーンへのAED運搬実験では、1分44秒でグリーン上空へ到達、2分11秒でAEDを届けた。今回は安全のため、ドローンの降下を慎重に実施したが、もし降下時間を早めればさらに早く届ける事が可能となる見込み。

両実験とも短距離での実験だったが、距離が伸びるほど、技術向上によりドローンによる運搬は有効性が増す事が期待される。

日本AED財団によると、心停止の救命率は電気ショックが1分遅れるごとに10%ずつ低下するため、AEDの適正配置が難しい郊外団地やスポーツ施設などにおいては、ドローンによるAEDの運搬は、救命率向上に向けた有効な手段であると確認できた。

実験で使用したドローン

■■実験で使用したドローン
機種名:MATRICE 600 Pro
寸法:1668 mm x 1518 mm x 759 mm(H・W・D)
重さ:9.1kg (バッテリー含む)
最高速度・最高高度:18m/s (無風時)、高度2500m

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■実験で使用したAED
製品名:自動体外式除細動器「レスキューハート HDF-3500」
外形寸法:縦200×幅180×高さ50mm
本体質量:約1.1kg(除細動パッドパックを含む)

■テラドローン
https://utm.terra-drone.net/

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