ヤマト運輸、福井鉄道/路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」開始

2018年08月08日 

ヤマト運輸と福井鉄道は8月8日、ローカル線の路線網維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的として、福井県越前市と池田町の間で「客貨混載」を開始した。

<運用フロー図>
運用フロー図

<路線バス内に貨物を配置>
路線バス内に貨物を配置

<「客貨混載」の出発式、左から、 福井県 総合政策部 豊北 欽一部長、 福井運輸支局 安藤 和博支局、 福井鉄道 村田 治夫代表取締役、 池田町 溝口 淳副町長、 ヤマト運輸 執行役員 小林 秀朝北信越支社長、 福井主管支店 安蘇 慎一主管支店長、 福井池田町農業組合 平井 勉代表理事組合長>
「客貨混載」の出発式、左から、 福井県 総合政策部 豊北 欽一部長、 福井運輸支局 安藤 和博支局、 福井鉄道 村田 治夫代表取締役、 池田町 溝口 淳副町長、 ヤマト運輸 執行役員 小林 秀朝北信越支社長、 福井主管支店 安蘇 慎一主管支店長、 福井池田町農業組合 平井 勉代表理事組合長

取り組みは、越前市と池田町を結ぶ路線バスを利用して宅急便を輸送し、ヤマト運輸のセールスドライバー(SD)が、ヤマト運輸芝原センターで、池田町の顧客に配達する宅急便を路線バスに積み込む。

路線バスは越前武生駅から顧客と荷物を乗せて運行し、稲荷にて地域担当SDに荷物を引き渡す。

地域の顧客は路線バスの路線網が維持されることで、通学や通院など生活基盤の維持につながる。

また、ヤマト運輸のSDが池田町に滞在できる時間が増えるため、池田町の集荷締め切り時間が16:30から17:00に変更されるなど、宅急便のサービスをより便利に利用できるようになる。

福井鉄道は、路線バスの空きスペースを使って宅急便を輸送することで、路線網維持につながる新たな収入源を確保することができる。

ヤマト運輸については、越前市にある宅急便センターから池田町まで、片道27kmの距離があり、40分ほど時間を要する。集配車が往復して宅急便を輸送していたところを路線バスが輸送することで、運転時間の削減ができ、SDの負担軽減や生産性の向上につながる。また、走行距離の削減はCO2排出量の削減にもつながる。

今後は、両社で連携を強化し、地域の産物のPRなど新たなサービス提供につなげ、他の地域や他路線へ展開し、福井県全体の地域活性化に取り組んでいく。

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