DHL/北海道のエゾヒグマ4頭を英国に輸送

2018年08月06日 

DHLは8月6日、北海道に生息する絶滅危惧種のエゾヒグマ4頭のリク、カイ、ハナコ、アムが、新しいすみかとなる英国ヨークシャー野生動物公園までの9000kmにおよぶ旅路を、DHLグローバルフォワーディングによって、細心の注意を払い、無事に移送したと発表した。

<海外で配信された概要>
海外で配信された概要

エゾヒグマは1頭あたりの体重が最大で550kgにもなり、生息地である日本北部や韓国の気候に可能な限り近い温度を保つことが要求される。そのため、エゾヒグマが旅路を快適に過ごせるよう、飛行機の機体に収容可能な木箱が1頭ごとに用意した。

エゾヒグマの旅は、北海道を出発し、特別な温度制御下で10°C に冷やされたトラックで北海道の新千歳空港まで移動した。

新千歳空港から羽田空港へ空輸され、羽田空港でロンドンのヒースロー空港行きの乗り継ぎ便に搭乗した。エゾヒグマにとって安全かつ快適な環境を維持することが最も重要であったため、この貴重な貨物に獣医師1名と動物ハンドラー1名が同行した。

DHL グローバルフォワーディングは、ヨークシャー野生動物公園と緊密に協力し、この複雑な航路の計画と調整を行い、輸送ルートやモードを最適化とカスタマイズした。

また、ロンドンに到着したエゾヒグマの通関手続きを迅速に進め、同公園のスタッフがヒースロー空港から新たなすみかまでの旅の最後の行程を手配した。

エゾヒグマは、年齢が17歳から27歳で、ヨークシャー野生動物公園のエキスパート・ハンドラーによるケアのもとで、余生を過ごすことになる。

同公園は絶滅危惧種の保護における世界的なリーダーで、ホッキョクグマの世界最大級の保全プロジェクトを実施している。公園とその基金は、絶滅寸前のロシアのアムールヒョウや東アフリカのクロサイから、マダガスカルのキツネザルに至るまで、世界中の保全・保護プロジェクトを支援している。

なお、別名ハイイログマとしても知られる絶滅危惧種のエゾヒグマは、世界の多くの地域に分布しているが、アジア地域の一部では絶滅の危機にさらされている。エゾヒグマは日本に1万頭生息していると報告されており、生息地の損失、違法な狩猟や捕獲、体の部位や皮を求める密猟の脅威を受けやすいことから、IUCN絶滅危惧種レッドリストに記載されている。

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