DHLジャパンとIBM、共同報告書/物流各社のAI模範事例を紹介

2018年05月22日 

DHLジャパンは5月21日、IBMと共同でロジスティクスにおける人工知能(AI)の将来性を評価、共同報告書を発表した。

<DHLとIBMが共同で発表した報告書(英語版)「ロジスティクスにおけるAI」>

報告書では、新たな次元のインテリジェントロジスティクス資産を創出し、業務のパラダイムシフトを引き起こすなどの業界変革のために、 AIはどう活用されるべきかについて明らかにした。

共同報告書では、ロジスティクス業界にとってのAIの影響や活用事例を取り上げ、人間の能力を大幅に強化するAIの可能性を明らかにしている。

AIは、音声アシスタント機能としての急速な普及に実証される通り、消費者の領域ではすでに広く浸透しているが、この技術は目覚ましい勢いで成熟化が進み、ロジスティクス業界でのさらなる応用も可能になっている。

例えば、対話型対応、あるいは発注不要で荷物が届くなど、物流各社でのカスタマーエクスペリエンス向上に役立てることもできる。

多くの業界がすでに日常業務にAIを導入し活用している。

例えば、エンジニアリング・製造業界では、生産ラインにAIが組み込まれ、画像認識や対話型インターフェースを用いた生産・保守の合理化が図られている。

自動車業界では、自動運転車の自己学習能力を向上させるためにAIの力が広い分野で求められている。

このほか多くの事例が、消費者の世界を様変わりさせたのと同様に、産業界を変革するAIの利点を証明している。

ロジスティクス業界は、AIの助けを借りることによって受動的オペレーティングモデルから能動的・予測的モデルへのパラダイムシフトが可能になり、その結果、バックオフィスやオペレーション・対顧客業務において大幅なコストをかけずにより的確なインサイトを導き出すことができる。

例えば、AI技術を使えば、最新画像認識によって積荷や輸送状況を追跡でき、自律的な一連の輸送が可能になり、あるいは世界の輸送量の変動を事前に予測することもできる。

AIは紛れもなく人間の能力を増強し、同時に定型作業を省くことができ、その結果、物流人員をより有意義な付加価値のある作業に振り向けることができる。

この共同報告書では、消費者の世界で現状そうであるように、産業部門でも今後AIが広く浸透すると結論付けている。

AIは、ロジスティクス業界を能動的・予測的で自動化されパーソナライズ型の方向へと変える存在。

こうした状況を踏まえ、報告書では、物流各社がAIをいかに理解し、グローバルサプライチェーン内に組み込むか、さまざまな視点や模範事例を紹介している。

■ロジスティクスにおけるAIトレンドレポート
https://dpdhlcsiace.secure.force.com/DHLPageCampaignRegistration?FormId=2%20

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