リコー、SBS、リコーロジ/社長が会見、リコーロジの株式譲渡で

2018年05月18日 

リコー、SBSホールディングス、リコーロジスティクスは5月18日、各社長によるリコーロジスティクスの株式譲渡についての記者会見を行なった。

<右からリコーの山下良則社長、SBSHDの鎌田正彦社長、リコーロジスティクスの若松勝久社長>
右からリコーの山下良則社長、SBSHDの鎌田正彦社長、リコーロジスティクスの若松勝久社長

<リコーの成長戦略「リコー挑戦」>
リコーの成長戦略「リコー挑戦」

リコーの山下良則社長は、グループのさらなる物流強化とリコーロジスティクスの持続的な発展と企業価値向上と位置付けている事を強調した。

「実質的にリコーロジに対する株の割合は22.2%となり、会社を手離すイメージだが、リコーの持分法適用会社でもある。物流に関してはリコーグループにとっても重要な機能。リコーとしてさらなる成長を図るには、自前主義を排し、プロに任せられる所はプロに任せることが成長には欠かせない。これは成長戦略の一手となるものだと思っている。リコーにとって、SBSHD、大塚商会、そしてリコーロジの3社の強みを組み合わせることで、物流機能が強化され、より競争力が向上するとみている」と山下社長は話した。

SBSHDの鎌田正彦社長は、これまでM&Aを中心に拡大してきた実績に基づき、来年までに2000億円、5年後には5000億円企業をめざし、物流企業ランキングでトップ10をめざす考えを示した。

「SBSグループは、これまで雪印物流、東急ロジスティクス、ビクターロジスティクス等をグループに迎え、昨年12月に創業30周年を迎えた。リコーロジの株式取得は両社とも主要な事業領域が3PL事業部でありながら、得意な領域が異なるため、高い相互補完性が期待出来ることだ。全国にネットワークを持つリコーロジのグループ化で、グループの全国展開がより強化できる。また、倉庫の自動化、ICT化、ロボット化について、先進的な開発をリコーと進め、これに、我々の得意な倉庫の流動化戦略を組み合わせる事で、最先端の物流サービスを顧客に提案することができる。さらに、リコーロジが行なっている大塚商会のオフィス用品通販のたのめーるも、当社の軽トラック1300台が加わる事でより万全な体制となる。今後、2000台に増やして行く予定だ。このようなことで、リコーロジの売上高を2017年3月期の700億円からなるべく早い段階で1000億円にしていくつもりだ。そして、グループ全体で業界トップグループ入りをめざす」と鎌田社長は述べた。

現在のリコーロジスティクスの外販比率は約35%、リコーグループの物流費900億円の内、ほぼ半数程度を担当している。

ただ、リコーグループの物流費は生産物流、構内物流、貿易物流、販売物流等多岐に渡り、工場によっても違う場合がある。割合が低そうに見えるが、リコーロジがリコーグループの大部分の物流を担っている事に変わりはないという。

なお、リコーロジスティクスの社名は残す予定で、その社名の前にSBSを追加する案が検討されている。リコーロジの若松勝久社長はそのまま社長に留まり、鎌田社長が社外取締役として経営に参画する予定。

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