石油資源開発/相馬LNG基地、操業開始

2018年03月28日 

石油資源開発は3月28日、国内天然ガス供給ネットワークにおける重要拠点の一つとなる相馬LNG基地(福島県相馬郡新地町、相馬港4号埠頭)の操業を開始した。

<相馬LNG基地全景>
相馬LNG基地全景

天然ガス需要増への対応に向けて供給力のさらなる増強を図るとともに、日本海側から太平洋側までをつなぐ国内天然ガス供給ネットワークの安定性の向上を目指し、2013年11月に相馬LNG基地、同基地と新潟仙台ラインを結ぶ接続パイプラインの建設に対する最終投資決定を実施した。

その後、2014年11月に基地に着工し、2017年11月末の基地設備完成後、12月より試運転と必要な手続き等を進めていた。

基地は、国内最大級の23万キロリットル地上式LNGタンク、海外からの大型船の受け入れが可能な外航船桟橋、LPG(液化石油ガス)の受け入れ、LNGの出荷が可能な内航船桟橋、LNG気化設備、LNGローリー出荷設備などを擁する、福島県内初の大型LNG基地となった。

海外で調達したLNGを受け入れて貯蔵し、基地に先行して2017年11月に供用を開始していた「相馬・岩沼間ガスパイプライン」(福島県相馬郡新地町~宮城県岩沼市、以下:相馬岩沼ライン)経由でのLNG気化ガスのパイプライン網への送出と、東北地方を中心とする地域へのLNGサテライト供給の拠点となる。

<相馬LNG基地、FGP福島天然ガス発電所完成イメージ(2020年時点)>
相馬LNG基地、FGP福島天然ガス発電所完成イメージ(2020年時点)
また、同社が出資する福島ガス発電(FGP)が基地に23万キロリットル級地上式LNGタンク(以下:2号タンク)建設とLNG気化設備増設(以下:二期工事)については、建設と運用の管理をFGPより受託している。

2017年4月に2号タンクの建設を開始しており、LNG気化設備の増設には今春に着工する予定。二期工事で建設・増設する設備は、基地隣接地において2017年10月に着工したFGPの福島天然ガス発電所の商業運転開始(予定)にあわせ、2020年に操業を開始する予定。

■相馬LNG基地概要
所在地:福島県相馬郡新地町(相馬港4号埠頭)
適用法規:ガス事業法
敷地面積:約20ヘクタール
受入設備
LNG外航船桟橋:1式(12.5万~21万立方メートル級)
LPG内航船桟橋:1式(2,500立方メートル級)※LNG内航船出荷と兼用
貯蔵設備
LNGタンク:地上式PC型23万キロリットル×1基
LPGタンク:球形1,000トン×2基
気化設備
送出能力:7.0メガパスカル、75トン/h×2基※1基はバックアップ
出荷設備
LNG内航船出荷:最大4,800立方メートル級
LNGローリー出荷:30トン/h×5レーン

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