商船三井/ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向け新造砕氷LNG船を命名

2017年12月22日 

商船三井は12月22日、中国遠洋海運集団有限公司(China COSCO Shipping社)が共同発注した砕氷LNG船の命名式が、12月21日に韓国・Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering(DSME社)で行ったと発表した。

<命名された“VLADIMIR RUSANOV”>
命名された“VLADIMIR RUSANOV”

<ヤマルLNGプロジェクト トレーディングルート イメージ図>
ヤマルLNGプロジェクト トレーディングルート イメージ図

ヤマルLNGプロジェクトの主要株主であるPAO NOVATEK社のVeronika Makeeva氏により、この船はロシアの北極探検家・地質学者に由来する“VLADIMIR RUSANOV”と命名された。

2014年7月に発表した「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向け新造LNG船3隻の造船契約を締結」の第一船となるこの船は、12月末に竣工したのち、北極海での砕氷航行試験を経て、2018年3月末より同プロジェクトへ投入される予定。

この船は、最大氷厚2.1mの氷海で単独での砕氷航行が可能な仕様となっており、ロシア・ヤマル半島サベッタ港のヤマルLNG基地から、通年にわたり世界各地へのLNG輸送に従事する。

夏季には北極海からベーリング海峡を経由しての東アジア向け運航が可能であり、LNG輸送効率の向上や新たな輸送ルートの確立、更には航行距離の短縮によるCO2排出削減など、さまざまな面での貢献が期待される。

このプロジェクトを通じて築き上げたロシア・中国パートナーとの信頼関係を背景に長期定期貸船契約を締結した「ヤマルLNGプロジェクト向けLNG船4隻」(2017年6月発表)についても、パートナーとして参画が決定したChina COSCO Shipping社と共に鋭意取り組んでおり、2019年から2020年にかけて同プロジェクトへ投入される予定だ。

■“VLADIMIR RUSANOV”要目
全長:299.0m
全幅:50.00m
満載喫水:12.00m (氷海航行時)
LNGタンク:メンブレン型
貨物タンク容量:17万2000立方m
アイスクラス/仕様:ロシア船級ARC7、極寒地を対象とした特別仕様
砕氷航行能力:船首砕氷バウ構造、船尾3軸PODプロペラ
最大砕氷能力:氷厚2.1m (後進時)
建造造船所:Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering
船舶管理会社:商船三井
保有比率:商船三井50%、China COSCO Shipping社50%

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