JR貨物/子会社の東京液体化成品センターの株式譲渡

2017年11月29日 

日本貨物鉄道(JR貨物)は11月29日、連結子会社である東京液体化成品センター(TCC)の株式を日陸に譲渡を決議し、日陸と株式譲渡契約を締結したと発表した。

TCCのケミカルタンクターミナル運営事業については、化学工業品の鉄道輸送手段がタンク貨車からISOコンテナ等に変化する中で同社施設への鉄道引込み線が廃止されていること、JR貨物としても貨物駅構内等を活用したマルチテナント型大規模物流施設を核とした総合物流事業展開を図る中で、同事業は非中核的事業となっていることから、事業シナジーの見込める新たな株主を模索していたもの。

TCCの保有するタンクターミナル基地について、日陸の持つケミカル物流事業のノウハウ・ネットワークを生かした事業拡大が目指せるものと判断し、日陸がTCCの支配株主となるために必要な株式の譲渡を決定した。なお、株式譲渡後も、JR貨物はTCCの議決権比率2.0%に相当する株式を継続保有する。

JR貨物グループでは、当期より5か年の経営計画「JR貨物グループ 中期経営計画 2021」を策定し、国鉄改革の最終的な目標である「経営自立」を達成するために、計画期間内の経常利益100億円以上の達成と、多少の経済変動等があってもその持続的な確保を目指すとともに、将来の株式上場も可能な体制を作るべく、総合物流企業として、鉄道ロジスティクス事業の収益拡大とともに、マルチテナント型物流施設の開発をすすめる等、積極的な事業展開をすすめている。

なお、株式譲渡日は12月1日を予定している。

■異動する子会社の概要
名称:東京液体化成品センター
所在地:川崎市幸区大宮町5-4
事業内容:ケミカルタンクターミナル運営事業
資本金:4億2000万円
設立年月日:1967年8月11日
株主:日本貨物鉄道50.0%、日産化学工業19.2%、三井物産7.1%(持株比率5%以上の株主を記載 他株主18名)
2017年3月期:売上高4億1700万円、営業利益2500万円、経常利益3100万円、当期利益2300万円

■株式譲渡の相手方の概要
名称:日陸
所在地:東京都千代田区神田錦町3-7-1
事業内容:倉庫業、運送・通関業、タンク及びコンテナの賃貸
資本金:20億円

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