商船三井/コンテナ船に取り付けた船首風防、2%のCO2削減

2017年05月30日 

商船三井は5月30日、共同研究体制により開発し、商船三井が運航するコンテナ船“MOL MARVEL”の船首に取り付けた風圧抵抗を低減する風防が、実際の航海上でのCO2削減効果が確認できたと発表した。

<コンテナ船に取り付けた船首風防(写真の赤丸)>
コンテナ船に取り付けた船首風防(写真の赤丸)

確認結果は、コンテナ船が時速17ノット(約31キロ)で航行した場合、船首風防の設置によるCO2削減効果が平均約2%あることを確認(検証前の試験結果から推定した値と同じ)したもの。

前提条件として、アジア/北米東岸航路に就航中の運航状況に関するビッグデータを蓄積し、船首風防なしの同型姉妹船2隻のデータと比較。波浪成分の抵抗が大きいデータを排除する方法を確立し、風力による性能変化だけを抽出した。

この解析方法と性能の結果については、日本船舶海洋工学会秋季/春季講演会(2016年11月/2017年5月)で発表している。

今後も風防の凌波性確認と就航データ解析を継続して、風防の効果を活かしたさらなる技術開発へ繋げる。風防の技術については商船三井テクノトレードPBCF事業部が設計コンサルタントを担当する。

商船三井は、研究開発プロジェクト「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP PROJECT~」を推進し、環境負荷低減、安全運航に寄与する技術の開発および導入に今後も積極的に取り組み、安全、安心な輸送サービスを提供していく。

研究開発は、日本海事協会が産学官と連携して取り組んでいる「業界要望による共同研究」のスキームから研究支援を受け、商船三井、商船三井テクノトレード、三井造船昭島研究所、大内海洋コンサルタント及び日本海事協会との共同研究体制により実施している。

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