日通/医薬品の航空輸送にJX日鉱日石のパラフィン系潜熱蓄熱材を採用

2015年06月26日 

JX日鉱日石エネルギーは6月26日、販売しているパラフィン系潜熱蓄熱材「エコジュール」が、日本通運(日通)が展開する医薬品等の温度管理航空輸送サービス「TempSure(テンプシュア)」シリーズに採用されたと発表した。

<エコジェールの製品ラインナップ>
エコジェールの製品ラインナップ

「エコジュール」を使用することにより、血液・特殊細胞・医薬品など温度変化に弱い貨物の性能や鮮度を維持する温度管理輸送を実現できることが日通に評価され、4月に販売を開始した日通の新サービス「TempSure Thermo」に採用されたもの。

医薬品の製造から供給に至るサプライチェーンでは、国際的に「GDP」の適用が厳格に求められている。医薬品メーカーは、製品の性質や輸送する季節に応じて温度帯を維持するため、特殊な梱包や専用のコンテナを使用するなどの対策が必要で、大きな負担となっていた。

日本通運は、こうした要望に応えるため、簡易な方法で一定の温度に保ってさまざまな製品を輸送する「TempSure」シリーズを2010年から展開している。

JX日鉱日石エネルギーのエコジュールは、ノルマルパラフィンを主原料とする潜熱蓄熱材。水が0℃で凝固するのに対し、「エコジュール」は3~36℃の範囲内で凝固・融解する。この特性を生かし、3~36℃の任意の温度で蓄熱・放熱を繰り返すことで、冷やしすぎ、温めすぎ、というエネルギーの無駄を無くし、熱を効率よく蓄えることができる地球に優しい環境商品としている。

また、「エコジュール」は、ゲルやマイクロカプセルに加工できるなど、用途に合わせた形状を選択できる特長も有することから、医療分野の他にも住宅建材、自動車部品、家電、調温衣料など幅広い分野で活用されているという。

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