ARC/ECのブームで倉庫オートメーション市場が急激に伸張

2015年04月08日 

ARC Japanは4月8日、ARCが新たに発行した市場調査レポート「倉庫オートメーションと管理の世界市場動向調査」を発表し、倉庫オートメーション市場が劇的に伸びていると明らかにした。

倉庫オートメーションと管理システムの世界市場は急速に伸びており、主としてeコマースの世界的なブームとそのフルフィルメント要求への密接な影響が牽引しているとしている。

ほとんどのベンダーが売り上げを公開しない非上場企業であるので、この市場の売り上げの伸びの詳細は不明である。しかし、市場を分析しデータを収集した結果、急速に伸びていることと、ベンダーや地域や技術の間で幅広く伸びていることは明らかであるという。

eコマースブームが牽引している小売フルフィルメントのパラダイムシフトは、倉庫オートメーションと管理システム販売の幅広い伸びをもたらしている。

小売業者や卸売業者や3PLフルフィルメント・パートナは、大量の小規模で多品目の処理を効率的に処理することができるシステムに投資している。

これらのシステムには、倉庫管理システム(WCS :warehouse control systems)、シャトルなどの入出庫(goods-to-person)システム、 デジタルピッキング(pick-to-light)やデジタルアソーティング(put-to-light)などがある。

さらに、フルフィルメントの要求が進化していることが、荷物輸送業者や製造企業までのサプライチェーン全体における倉庫投資を牽引している。

輸送業者が受け取る量や処理量は増加しており、製造企業は在庫量を少なくしようとしている小売パートナからの圧力を受けている。例えば、パレタイザやパレットの最適化ソフトウェアは、小売場所での置き場空間の活用度を高め効率的な荷下ろしをもたらす混合パレット作業に使用されている。

WCSは、資源、装置、施設内のものの流れのリアルタイム管理を実現する。WCSには、施設内の自動や手動プロセスを調整するための重要なインテリジェンスが含まれており、望ましいパフォーマンス改善をもたらすことができる。これらのシステムの多くは、さらにパフォーマンス改善を達成するための受注と処理を優先度付けする最適化機能を持つように進化してきた。

さらに、WCSには比較的高度な柔軟性があり、変化する要求やeコマースフルフィルメントに要求される俊敏性に効率よく対処できるようになっている。

最後に、WCSに備わっているビジネスインテリジェンスモジュールは、施設内の各種運用のリアルタイム状態についての有用な可視性を提供する。その結果、多くのベンダーは管理システムソフトウェアを競合他社との重要な競争上の差別化因子と見なすようになってきた。

そして、新興市場は、処理量、信頼性、受注の精度を向上させるためにやっと倉庫の自動化に着手するようになってきた。新興市場での実施業者は、その地域の労働賃金が低かったせいで、伝統的にオートメーションに対して後ろ向きであった。しかし現在では、多くの企業は、運用の信頼性と受注の精度向上を目的として倉庫オートメーションへの投資を実施している。実際に、多くの倉庫オートメーションと管理ベンダーは、中南米やアジアの新興市場においてプロジェクト売り上の伸びの多くがあるとしている。

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