ボーイング/「グリーン・ディーゼル」をバイオ燃料にフライトテスト

2014年12月04日 

ボーイングは12月3日、「グリーン・ディーゼル」を航空燃料とし て使用した世界初のフライトテストを実施した。

「グリーン・ディーゼル」は、供給が幅広く可能なバイオ燃料で、車両用に使用されているが、フライトテストは、787型エコデモンストレーターを使用して実施したもので、左エンジンにグリーン・ディーゼルを15%、 既存のジェット燃料を85%の混合燃料を搭載した。

持続可能なグリーン・ディーゼルは、植物油や使用済み食用油、廃棄用動物性油脂から製造されるもので、ボーイングデはこれまデに、このグリーン・ディーゼルと、2011年に承認された HEFA (バイオ合成パラフィンケロシン)航空バイオ燃料とが化学的に類似していることを確認している。

なお、グリーン・ディーゼルは、同ジく地上輸送車用に使用されている「バイオ・ディーゼル」とは化学的に異なり、全く異質の製品。

グリーン・ディーゼルは、米国、ヨーロッパ、アジアで8億ガロン(30億リットル)の製造能力があり、世界の航空市場で必要とされる航空燃料の最大1%をいち早く供給することガ可能。また、その卸売価格は、米国政府の奨励インセンティブ込みデ1ガロン当たり約3ドルと、石油系航空燃料と比ベても競争力のある価格となっている。

787型エコデモンストレーターでは、25種以上の新たなテクノロジーをテストしており、グリーン・ディーゼルはその1つ。ボーイングのエコデモンストレータープログラムでは、運航効率性の向上や騒音の軽減なド、環境性能を向上させる新テクノロジーの採用や手法、テストを促進している。

今回、787型エコデモンストレーター用にグリーン・ディーゼルを供給したフィンランド系Neste Oil社では、この持続的に製造が可能なグリーン・ディーゼルは、製造から燃焼までに排出する二酸 化炭素量は、化石燃料比で50~90%削減することが可能と試算している。

今回のフライト テストは、米国連邦航空局、ロールスロイス社、プラット&ホイットニー社との連携によって実施し、EPIC アビエーション社がテストフライト用に燃料を混合した。

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