川崎汽船/洋上風力の設置作業分野に参入

2014年12月01日 

川崎汽船は12月1日、重量物船子会社のSAL社が洋上風力の設置作業分野に参入したと発表した。

<パイル>
パイル

<本船LONE>
本船LONE

10月、SAL社は同社初となる洋上風力発電関連の作業をバルト海で成功した。

洋上での(オフショア)作業は、スペインのエネルギー企業Iberdrola社が推進するWikinger洋上風力発電所の建設に関するもので、ドイツの建設大手Bilfinger社が請け負った洋上風力発電設備に係るもの。

建設に先立って海底への環境影響を測定するため、9本のパイル(杭)を水深35m前後の海底に打ち込む作業をSAL社の本船LONEが港からの輸送も含め単独で行った。

延べ1600時間に及ぶエンジニアリング、プロジェクトマネージメントなど、4か月をかけて慎重な計画と周到な準備を行い、9月末からプロジェクトに着手。

本船LONEは主にロッテルダムで仮設居住区の追加、多数の牽引補助用ウィンチ、ROV(水中ロボット)などのオフショア作業に必要な設備を装備した後、ザスネツ港(独)にて、パイル、パイルの打ち込み場所を規定するテンプレート、パイル設置用の水準器と水中ハンマーなどを積み込み、約30キロ沖合の洋上風力発電所建設予定地に移動した後、作業を開始した。

110トンのテンプレートを海底に設置、パイルをテンプレートに指し込み、水中ハンマーを使ってパイルを海底に打ち込むという一連の作業。9本のパイルは水深に応じて2回の作業に分けて行われ、約10日間で作業は終了した。

なお、12月にはこのプロジェクトでのパイルの回収作業が同じく本船LONEで予定している。

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