帝国データバンク/ダイハツ九州のサプライチェーンを地図化、2回目

2011年10月13日 

帝国データバンクは10月11日、「ダイハツ九州はどの地域から調達しているのか?(2)」~サプライチェーンを地図化して考える~の第2回を発表した。

<ダイハツ九州の一時取引先の従業員数を市町村単位で集計>
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調査結果では、一次取引先を業種・規模別にみると、製造業については北九州から佐賀、熊本にかけての高速道路沿いに立地が見られる。製造業13社のうち10社が地場企業であるが、そのうち6社は直接自動車に組み付ける部品ではないものを生産している。

一次取引先のなかでも規模の大きいサプライヤーを2社取り上げて分析すると、九州の製造業事業所との取引数に大きな違いがあることが分かった。こうした違いが生じる要因として、生産する部品の種類、設立からの年数の違いなどがあげられる。

ダイハツ九州が立地する大分県中津市の10km圏内に近接立地する事業所はほとんどが生産のサプライチェーンとは関係の薄い非製造業事業所であり、取引リンケージという点では大分県はあまり恩恵を受けていないことが分かった。

雇用への間接的な影響を示すものであることに注意が必要であるが、ダイハツ九州との取引が最も強く影響するであろうと考えられる一次取引先に関しては、大分県よりも他県の方が雇用への影響が大きいことが分かった。

以上より、企業誘致に関して次のような示唆を得ることができた。(1)企業誘致に通常期待される効果―税収・雇用・企業リンケージの構築―については区別して考える必要がある。(2)地元の中小企業が一足飛びに大企業の一次サプライヤーになるのは容易ではなく、中小企業・ハブ企業・大企業の連鎖を考慮して企業誘致に取り組む必要がある、としている。

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