タイ洪水被害(自動車関連)/拡大する被害状況、次々と生産休止へ

2011年10月12日 

タイの洪水被害が自動車関連産業を中心に、日系企業を直撃し、各企業が相次いで被害状況が明らかとなった。

トヨタ自動車は、タイ国でトヨタ・モーター・タイランド (Toyota Motor Thailand Co., Ltd.)のサムロン工場、ゲートウェイ工場、バンポー工場で車両の生産を行っているが、被災したサプライヤーからの部品の供給が滞っているため、10月10日より稼動を停止している。引き続き、10月15日までの車両工場の稼動も停止することに決定した。

なお、同社のトヨタ・モーター・タイランドなど3工場に関しては洪水による直接的な被害はでていない、としている。

ミネピアは10月12日、同国に5つの製造拠点を展開する同社へも影響が及んでおり、ロジャナ工業団地にあるロジャナ工場が工場内浸水で7日から操業停止中だ。工業団地閉鎖中のため、詳細未確認、復旧時期未定としている。

同社では、ロジャナ工場を除く各工場で、今後の浸水被害を防止するための対策を実施中だ。

ケーヒンの子会社ケーヒンオートパーツ(タイランド)は、工場の所在するアユタヤ・ロジャーナ工業団地全体が浸水し、工場の操業を一時停止している。同社では全社BCP体制を敷き、顧客への商品供給に全力で取り組んでいる。

パイオニアも子会社のアユタヤ県のロジャナ工業団地内にあるパイオニアマニュファクチュアリング(タイランド)カンパニーリミテッドと東北パイオニア(タイランド)カンパニーリミテッドが浸水被害を受けている。

工場建物は両社ともに1階部分が浸水している状況で、10月8日から操業を停止している。両社は暫定的に10月23日まで臨時休業すると発表している。

帝国通信工業は、タイ・アユタヤ県のハイテク工業団地にある子会社のノーブルプレシジョン(タイランド)が、洪水被害が懸念されることから、工業団地当局の指示に基づき、操業を一時停止している。

同国パトムタニ県にある同社の子会社ノーブルエレクトロニクス(タイランド)は、現時点では洪水による浸水に備えながら操業を継続している。

タイガースポリマーは、敷地と建物が浸水し、工場の操業を一時停止している。10月9日以降は工場内に立ち入ることができず、被害の状況については把握できていない。

日東工器は、2社の現地法人がアユタヤ県ロジャーナ工業団地にあるため、浸水により場の生産設備の一部に被害があり、操業を停止している。

日本電産は、同社子会社タイ日本電産のロジャーナ工場とタイ日本電産精密のロジャーナ工場がロジャーナ工業団地にあり、浸水と停電のため、退避命令がだされたため、10日から操業を停止している。

アピックヤマダの子会社アピックヤマダ タイランド カンパニー リミテッドも、操業を一時停止している。10月9日以降工場内に立ち入ることができず、被害の状況については現在のところ把握できていない。

加賀電子の子会社もアユタヤ県ロジャナ工業団地の浸水による被害により、アユタヤ工場も10月6日より操業を停止中。被害状況については現在情報収集中だ。

自動車部品製造のジーテクトの子会社G-TEKT (Thailand) Co.,Ltdも、ハイテック工業団地が浸水し、工場の操業を一時停止している。

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