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ライフコーポレーション/松戸物流センター稼動、首都圏物流再構築

2010年10月06日/物流施設

ライフコーポレーションは10月4日、千葉県松戸市に松戸物流センターを稼動させた。10月下旬には本格稼動体制に入る。

<松戸物流センター>
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首都圏の65店舗までの商品供給を可能とする施設で、低温・常温の通過型機能と常温の預託在庫機能を併せ持つ総合物流センターとなっている。

施設の運営主体は菱食で、菱食が運営する小売業向けの専用センターとしては最大規模となる。PC造4階建てで、延床面積は3万4201㎡で、年間取扱高は980億円を予定している。

同社は、昨年10月に首都圏物流の再構築計画を策定しており、その施策の一環。

従来、栗橋総合物流センター(埼玉県北葛飾郡)で行なっていた低温と常温の通過型機能と川口安行物流センター(埼玉県川口市)の低温通過型機能を松戸物流センターへ移管させた上で、新たに常温の預託在庫機能を持たせた。

栗橋総合物流センターは、従来から担っていたプロセスセンター機能に特化し、栗橋プロセスセンターとして稼動させる計画だ。通過型機能を移管したことで約2000坪程度の施設面積に余裕ができたため、現在、首都圏120店舗へのPC商品を供給できる体制を目指し改装を実施している。

同社は、2009年10月に住之江物流センター(大阪市住之江区)を、11月に新天保山低温センター(大阪市港区)、2010年3月に堺低温センターが稼動しており、近畿圏での物流再構築を進めている。

岩崎高治社長は「近畿圏でも、物流再編が進捗している。新センターの稼動から半年程度は混乱もあったが、いまはオペレーションも落ち着いている。第2四半期段階でもこれまでの物流センターの効果にプラスアルファの成果を残せたと思う。首都圏での物流再編でも、近畿圏と同様の成果が出せると期待している」と物流の再構築の現状を評価した。

松戸物流センター概要
所在地:千葉県松戸市上本郷西之小田700-1
建物構造:PC造4階建て、駐車場46台
建物規模:敷地面積2万218㎡、建築面積1万4138㎡、延床面積3万4201㎡
年間取扱高:980億円
取扱品目:約6200アイテム(加工食品4700、酒類1500、その他20)
対象店舗数:65店舗

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