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タカラトミー/千葉県市川市に物流センター開設

2010年04月09日/物流施設

タカラトミーは4月9日、千葉県市川市のプロロジスパーク市川2に「市川ロジスティクスセンター」を開設し、5月中にフル稼働する。

<35万ピース/日の能力を持つピース仕分けソーター>
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国内物流の品質の向上とローコストのオペレーションの実現を目的に整備したもので、2万アイテム超の商品を最新の物流システムで管理することで、物流工程の効率化と最適な在庫管理を行い、取引先へ高精度な納品とリードタイム短縮を実現する。

さらに、このプラットフォームを活用して、他メーカーの物流業務も受託する考え。

施設はプロロジスパーク市川2の2階~5階(約1万7500坪)を使用し、2階~3階がメーカー系物流フロア、4階~5階が小売系物流フロアに区分けされており、WMSを導入して各階間の情報伝達を効率化している。

1.7万パレット/日の処理が可能で、全館でのベルトコンベアの長さは3km弱に及ぶ。物流機器は主にダイフクが担当した。

5階では主に小売店向けの仕分けを行っており、ピース仕分けソーターという機器で各小売店などに出荷する玩具類を折り畳み式コンテナにまとめる。このピース仕分けソーターは2ラインあり、150店を一つの単位として35万ピース/日(約1500社/日)の処理能力を持つ。

<市川ロジスティクスセンターが開設したプロロジスパーク市川2>
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このほか、自社のキャラクターを用いて該当する商品のラックを表示するなどの工夫で、従業員の勤務状態にも配慮している。

さらに、パナソニックとCNG車での共同配送を行っているほか、プロロジスがCASBEE Aランク認証を取得する予定であるなど、周辺環境にも配慮している。

タカラトミーの富山幹太郎社長は竣工式で「今回納品精度99.999%の施設ができたことで、タカラトミーの新しい物流の姿を感じ取っていただきたい」と挨拶した。

<挨拶する富山社長>
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