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キヤノングループ/物流センター業務を住友倉庫に委託

2006年07月20日/物流施設

(株)住友倉庫は、千葉県浦安市において新たに建設される倉庫を賃借し、平成19年5月1日からキヤノンマーケティングジャパン(株)とキヤノン(株)の物流センターを運営する。

住友倉庫は、物流センター業務強化の一環で、昨年5月に業務提携を行った大和ハウス工業(株)との本格展開第一号となるもの。

同社は、以前よりキヤノンマーケティングジャパンから大阪物流センター業務を受託している。今般、同社の国内貨物の6割強を取扱っている東京物流センターを、2か所から1か所に集約して運営の効率化を図る計画を受け、物流センターとしての適地を選定していたところ、大和ハウス工業から物件の提案があり、規模、立地面で優れているとの評価を得て、受託した。

新物流センターは、大和ハウス工業が所有する敷地に事業用定期借地権を設定し、日立キャピタル(株)が建物を建設、所有する。

延床面積約76,490㎡(約23,140坪)で、同社最大規模の物流施設、千葉県における同社初の倉庫拠点。

新物流センターでは、キヤノンブランドの国内販売商品すべてを取扱い、主に関東甲信越地区への配送を行う予定で、商品の保管管理、庫内作業、運送手配、流通加工、事務処理等、全面的に物流センター業務を受託する。

さらにキヤノン(株)の国内向け製品デポを新センター内に併設することとなっており、キヤノングループが目指す総合的な物流の最適化、CO2の削減といった環境問題への対応に、大きく貢献できるものと予想している。

新倉庫は、環境に配慮した建築物としての指標となる建築物総合環境性能評価システム(CASBEE)において、倉庫施設として日本初となる「Aランク」の認証取得が予定されている。

同社は、最適ソリューションを提供すべく、この4月に営業組織を再編しており、新設された「プロジェクト室」にて、より効率的な物流センターの運営を目指し鋭意検討を進めている。

施設の概要
敷地所有者:大和ハウス工業(株)
建物所有者:日立キャピタル(株)
所在地:千葉県浦安市千鳥11-5
交通アクセス:首都高速湾岸線「舞浜IC」より約2km
敷地面積:約38,460㎡(約11,630坪)
構造:鉄骨造5階建
延床面積:約76,490㎡(約23,140坪)
仕様・設備:三面バース(トラックバース数71台分)、3tエレベータ9基、4.5tエレベータ1基、1.5tオムニリフタ8基
着工:平成18年3月15日
竣工:平成19年4月
稼働:平成19年5月1日


キヤノングループ用物流センターの完成予定図

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