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日立製作所、ルネサス テクノロジ/電子タグ用IC「ミューチップ」のIDデータ読み取り用IC開発

2003年09月07日/未分類

(株)日立製作所と(株)ルネサス テクノロジは、ミューチップのIDデータを読み取る専用ICを開発した。
電子タグ用ICミューチップは、受信した電波を動作電力とし、128ビットのユニークなIDデータを非接触で送信することができ、このユニークなIDデータは製造工程でROM(再生専用メモリ)に書き込まれることから、書き換えができず、高い真正性が保証される。
これまでに、極小性、真正性、非接触などの特徴を活かして、鋼材流通の現場における現品管理システムや2005年3月25日から開催される「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」の入場券などに採用されている。
しかし、ミューチップを更に手軽に使うためには、リーダ装置の小型化、低コスト化が望まれ、今回、ミューチップのソリューション提供の一つとして、日立とルネサス テクノロジは共同でミューチップのIDデータ読み取り用ICを開発した。
同ICはミューチップIDデータの読み取りに必要な回路の高周波部を1チップに集積しており、わずかな外付け部品を追加することで、低コスト、小実装面積(4平方cm程度)なリーダ装置の高周波部を実現できる。
例えば携帯電話やPDA等の携帯機器にミューチップのリーダ機能を付加することが可能となり、携帯機器へのリーダ機能の組み込みが可能になると、身の回りの多くの物に付けられたミューチップのIDデータを手軽に読むことができるようになる。
物につけられた個品番号を確認できることから、品質や真正性の確認、ミューチップをベースにした情報の取り出しといったシステムを構築すれば、同ICはミューチップとともに、安全で便利なユビキタス社会の実現をさらに推進する。

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