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野村不動産/東芝青梅工場跡地に大型物流施設3棟を開発

2017年10月24日/物流施設

野村不動産は10月24日、東京都青梅市に大規模高機能型物流施設「(仮称)Landport 青梅I」を着工したと発表した。

<(仮称)Landport青梅Iの完成予想図>
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<広域図>
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<詳細図>
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計画は、 旧東芝青梅工場跡地の約119,965m2を3つに分割し開発するプロジェクト。

その第1号案件である「(仮称)Landport 青梅I」は、 Landport シリーズ14棟目となり、大手商用車メーカーである日野自動車が一棟借りの上、専用の部品センターとして活用予定。

来春以降も引き続き、 この地において「(仮称)Landport 青梅II」「(仮称)Landport 青梅III」の開発を、 それぞれテナント企業のニーズを取り入れた「BTS型」事業として推進する。

「(仮称)Landport 青梅I」は、1フロア1万9800m2を確保した3階建の大規模高機能型物流施設。

2階へのスロープを設け、1階・2階で同時に10t車が72台接車を可能にし、 効率性の高い輸配送業務に対応できる。

また、梁下有効高6.5mを確保し容積率を余すことでメザニン床の設置を可能としており、 季節要因等による荷物の増加や、将来的な拡張に対応している。

環境負荷の低減とランニングコスト削減のため、倉庫内を含めた全館LED照明を採用するほか、施設の屋根を活用した太陽光発電システムを導入する(予定)など、環境に配慮した省エネ対応の施設となっている。

同時に350人が使用できるカフェテリアを設置する。

「(仮称)Landport青梅I~III」の共通として、圏央道の「青梅」ICから約2.5km、 国道16号から約3.2kmの距離に位置し、主要高速道路および幹線道路を利用しての広域配送が可能。

JR青梅線「小作」駅から徒歩約10分に位置し、周辺には多くの住宅エリアが広がっていることから、近年の物流センターでの喫緊の課題である雇用の確保に対しての優位性が期待される。

この敷地は、「液状化予測図」(東京都)において「液状化の可能性が低い地域」に区分され、「青梅市防災マップ」においては浸水想定が無いエリアとされている。また、直接基礎を可能とする良好な地盤。

このプロジェクトは、利用企業の要望を施設計画にあらかじめ取り入れた「BTS型」事業として推進している。昨今、テナント企業から要望の多い、両面バース、 低床フロア、 梁下有効高さアップ、 床荷重アップ、 温度帯対応、 メザニン床対応、 省人化対応のための柱空間、 電気容量アップ、 アメニティエリアの充実化などについて個別協議を進めている。

■概要
名称:「(仮称)Landport青梅I」物件概要
所在地:東京都青梅市末広町2-9-1
敷地面積:3万9391.90m2
延床面積:6万1121.23m2
構造・規模:RC+S造・耐震・スロープ型・3階建
トラックバース:72台
乗用駐車場:185台
トラック待機場:10台
設計施工:錢高組
竣工:2018年11月末(予定)

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