日本通運は6月23日、航空機搭載パレット単位で定温輸送環境を実現する国際航空貨物輸送サービス「NEX-SOLUTION Tempsure Thermo ULD」に2℃~8℃帯サービスを新設し、販売を開始したと発表した。
サービス内容は、特殊な断熱材と潜熱蓄熱材を用いた養生方法により、航空機搭載パレットの内、2℃~8℃の温度帯を維持し、外気温の影響を受ける発着地の航空機の機側(ランプサイド)でも、定温環境を実現する。
また、電源式温度管理コンテナを複数台使用する場合に比べ、安価なコストで輸送可能だ。
従来までは、大量・大型貨物の定温輸送には、電源式温度管理コンテナの利用が一般的だが、リース費用や航空運賃の負担が大きかった。