Hacobuは6月20日、国土交通省が今夏以降義務付けるトラック待機時間の記録をドライバーの負担を増やすこと無く、本格的に導入できる仕組みを6月より提供していると発表した。
Hacobuが提供する車載端末「MOVO(ムーボ)スティック」とクラウド型の動態管理プラットフォーム「MOVOクラウド」を使うことで実現した。
車載端末「MOVO(ムーボ)スティック」を利用することで、 車両の位置情報をリアルタイムに把握し、登録地点での待機時間を分析する仕組みを開発した。
4月より後援している「次世代ロジスティクス オープンデータ活用コンテスト」において、総合物流企業が日々運行している物流トラックに「MOVOスティック」を取り付け、求貨求車機能と動態・運行管理機能一体型システム「MOVOクラウド」のデータベースに、実際の待機時間のデータを蓄積してきた。
タコグラフやドライブレコーダーなど、さまざまな機器を扱う手間を嫌うドライバーは多いが、「MOVOスティック」であれば、トラックのシガーソケットまたはOBDポートに挿しっぱなしにするだけで、リアルタイムに位置情報を捉えることができる。
あらかじめ集荷・配送先の地点情報を管理者側で登録しておくことで(登録はエクセルファイルを用いて簡単に行うことができる)、ドライバーは何もしなくても、特定地点に到達した時刻と出ていった時刻を記録し、日報として保存できる。
さらに必要に応じて、ガラケーもしくはスマホでも使えるツールを併用する事も可能で、 それによって、荷積み・荷下ろしの正確な時刻も、ワンタッチで正確に記録できる。