国土交通省は6月16日、2015年よりSGH財団の協力を得ながら、ホーチミン交通大学で物流を専攻する学生を対象として「物流集中講義」を行っているが、今年も昨年に引き続き開講すると発表した。
開講式では、国土交通省とベトナム運輸省の立会いのもと、SGH財団とホーチミン交通大学の間で、この講義を継続して実施するための協力覚書を締結する。
ベトナムをはじめとするアセアン地域では、経済発展に伴い物流需要が拡大する中、物流分野における人材の育成・確保が課題となっている。
進出している日系物流事業者にとっても優秀な現地人材の確保が重要な経営上の課題となっている。
国土交通省では日ASEAN交通連携の枠組の下でさまざまな人材育成の取組を実施しており、これらを通じて課題の解消に取り組む。
■概要
実施時期:2017年6月19日から6月30日の10日間
実施場所:ホーチミン交通大学
実施対象:ホーチミン交通大学にて物流を専攻する3年生、約120名
実施内容:講義
物流概論(ロジスティクス、3PL等)
物流オペレーション(品質・原価・工程管理・コールドチェーン等に関する物流実務)
演習
講義内容に基づくケーススタディ
スタディーツアー
佐川ベトナム・ディストリビューション・センターの現場視察