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産業革新機構等7社/高精度3次元地図データの研究・開発・実証開始

2017年06月14日/IT・機器

産業革新機構、三菱電機、ゼンリン、パスコ、アイサンテクノロジー、インクリメント・ピー、トヨタマップマスターの7社(引受7社)は、高精度3次元地図データの研究・開発・実証を行うダイナミックマップ基盤企画(DMP)が新たな事業展開を推進するために行う第三者割当増資を引き受け、総額37億円の出資を決めた。

これを機に、DMPは、企画会社から事業会社に事業内容を変更し、社名を「ダイナミックマップ基盤」として新たにスタートする。

DMPは、2016年6月、自動走行・安全運転支援システムの実現に必要な高精度3次元地図の協調領域における整備や実証、運営に向けた検討を行う企画会社として、電機・地図・測量会社と自動車会社の共同出資により設立された。

具体的には、実運用に向けたデータ仕様やシステム構想、メンテナンス仕様等の立案、関係機関先との調整及び実証を行うとともに、永続的な維持整備を行うことを前提とした事業性に関する企画検討を進めてきた。

DMPは、当初企画会社としての準備期間を2年間としていたが、市場ニーズに早急に対応すべく事業化判断を前倒しし、今後、事業会社として、2018年度までの完了に向け、国内高速道路・自動車専用道全線の高精度3次元地図基盤データの整備に着手する。

同時に、基盤データの効率的な維持・メンテナンスの実現に向けて、道路管理者や民間物流会社との連携も強化していく。また、将来的には、国内一般道や海外の道路も事業対象とすることも計画している。

■ダイナミックマップ基盤企画(6月30日に、事業会社に移行)
設立:2016年6月
所在地:東京都港区高輪3-25-23 京急第2ビル
事業内容:・高精度3次元地図データの研究・開発・実証
・高精度3次元地図データの提供
株主:三菱電機、ゼンリン、パスコ、アイサンテクノロジー、インクリメント・ピー、トヨタマップマスター、いすゞ自動車、スズキ、トヨタ自動車、日産自動車、日野自動車、SUBARU、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業(2017年6月13日時点)

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