日立産業制御ソリューションズは6月14日、ふかん映像と画像センシングを活用し、製造・物流現場での業務改善を支援する状況収集・可視化システムVSIP(ヴイシップ)を6月16日に提供開始すると発表した。
日立産業制御は、製造業や流通業を中心にこのシステムを拡販し、2020年度に80億円の受注をめざす。
VSIPは、カメラ映像から取得した情報を活用して現場の状況を可視化することで、IoTの環境構築を実現するシステム。
複数台の360度カメラ映像を合成することで、広域な製造・物流現場を上空から見下ろした1枚のふかん映像で表示する。
加えて、ふかん映像に人やモノの動態などの情報を、色が変化する図として重ねて表示することで、現場全体の状況把握がしやすくなり、課題の気づきを促すことで、業務改善を支援する。
日立産業制御は、「可視化からはじめるIoT」をコンセプトに、カメラ映像から取得した情報を活用して、現場で起きていること、その事象が起きた理由を映像で確認できる状況収集・可視化システムVSIPを開発したもの。
VSIPを活用することで、現場におこる変化を、奥行き感のある立体的なふかん映像で確認できる。
気になる点はズームしてさまざまなアングルで確認したり、過去の映像を確認したりすることで、状況変化の理由を解析し、改善案を検討することが可能となる。