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欧州のタンク管理会社/設備管理ソリューションのクラウド版導入

2017年06月07日/IT・機器

米インフォアは、パリを拠点に液体化学品のタンク管理事業を展開するRubis Terminal社が、インフォアの設備管理ソリューション「Infor EAM」のクラウド版を採用したと発表した。

ヨーロッパ全土にわたる10か所のタンクターミナルにも導入される予定で、設備資産の信頼性の向上とダウンタイムの削減を期待されている。

300万立方メートルのレンタル用タンクを保有し石油製品や化学品、農産物、肥料を年間130万トン保管できる処理能力を有するRubis Terminal社は、エネルギー業界のサプライチェーンにおいて重要な役割を担っている。

タンクが置かれている場所のほとんどは、危険物取扱所に分類され、同社は設備資産の予防保全を含めた厳しい規制に対応しなければならない。同社の設備資産は、最大の財務負担も生むことから、業務の最適化が不可欠だった。

ロッテルダム(オランダ)とアントワープ(ベルギー)にあるターミナルにInfor EAMのクラウド版をパイロット導入し、その後、フランス全土にわたる10か所の石油・化学品ターミナルへの導入も決めた。

採用の決め手となったのは、設備管理ソリューションとして最高レベルの機能を備え、使いやすく、すべての拠点にわたって管理保全プロセスを標準化できる点。

Rubis Terminal社、最高執行責任者(COO)のGerard Lafite氏は「当社が保管する製品は、本質的に設備資産の価値やリスクの負担が大きいため、設備資産の管理保全はビジネスの成功を左右する重要な要素です。その一方で、設備資産の規模に比べると各拠点を管理している担当者が少なく、すべての操業担当者が、システムをすばやく容易に使えることが非常に重要でした。Infor EAMは、設備資産の管理保全業務全体を容易かつ効果的に実行し、規制へのコンプライアンスに対応できるだけでなく、設備の計画担当者向けの管理レポートを作成することも可能です」と述べている。

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