経済産業省が5月31日に発表した4月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1684万kl、前年同月比1.8%増となり、3か月ぶりに前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(661万kl、前年同月比2.6%減)、アラブ首長国連邦(397万kl、24.0%増)、クウェート(123万kl、10.5%減)、カタール(118万kl、30.7%減)、ロシア(105万kl、10.1%減)、となっている。
中東依存度は84.0%、前年同月に比べ3.6ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。
燃料油の在庫は920万kl、前年同月比0.0%減と21か月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ガソリン、ナフサ、軽油、A重油は前年同月を上回ったが、ジェット燃料、灯油及びB・C重油は前年同月を下回った。