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GLPの圏央道戦略/日立物流 東日本PFCの先見性

2017年05月30日/物流最前線

圏央道周辺開発には引き続き注力

<GLP狭山日高II>
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<GLP川島>
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<GLP五霞>
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GLPは引き続き積極的に開発を進めており、GLP流山プロジェクトでは、託児所、無料の送迎バス、500台収容の駐車場、大手コンビニの誘致、コインランドリーの設置なども計画している。また、従業員向けの「宅配ボックス」設置も物流センターらしい取り組みとして検討中だ。

「今後も入居者獲得のためには、引き続きアメニティの充実が求められるものと考えています。例えばパート募集で、GLP厚木IIの女性用トイレとラウンジの写真をホームページに掲載したところ、応募者が増えたと聞いています。物流施設としての基本設計と共に、従業員の方々の働く環境をより充実していくことも大切な要素だと思います」と塩田部長。

圏央道の開発案件としては、GLP狭山日高IIが2016年10月に竣工し、2017年4月、アスクルと約4万6000m2の新規賃貸借契約を締結した。

GLP川島が2017年4月に竣工し、GLP五霞は国内最大規模のワンフロア面積約4万3000m2の規模で2018年10月の竣工を目指し開発を進めている。

塩田部長は「圏央道周辺は広域な配送を担えるだけに、いずれも大型センターになっています。GLP川島では1階では高床バースと低床バースの双方を備え、また2階においては入居後メザニン設置が可能となり、またメザニンが不要な場合には最大7.5mの高積みできる天井高を実現、GLP五霞には1フロア約4万3000m2の大型ニーズの取り込みが可能であり、冷凍冷蔵品向け電力を想定し、予備電源を多く確保や施設内にトラック用ガソリンスタンドを設置等、さまざまなニーズに対応しています。引き続き圏央道周辺の開発にも立地、価格等のバランスを考慮しながら、開発に注力していきたい」と語った。

全線開通により盛り上がりを見せている圏央道。物流倉庫運営の進出企業にとっては、立地と賃料のバランスを重視するために、利便性が一気に増した圏央道は狙い目となる。早めに土地を押さえ、開発計画を立ててきたGLPには追い風が吹いている。

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