ヤマトロジ、カーディナルヘルス/日本での医療機器の供給体制で業務提携

2017年05月25日 

ヤマトロジスティクス(YLC)とカーディナルヘルスジャパン(CHJ)は5月25日、日本でのカーディナルヘルスのコーディス製品提供で、輸入通関から国内物流、請求処理までの全てのプロセスをYLCがサポートする業務提携を締結したと発表した。

<提携スキーム>
提携スキーム

<左からCHJジャパンの茂呂太一社長、CHJメディカル部門アジアパシフィックのパトリック・ホルト社長、YLCの本間耕司社長、YLCのメディカルロジスティクスカンパニーの内藤典靖プレジデント>
左からCHJジャパンの茂呂太一社長、CHJメディカル部門アジアパシフィックのパトリック・ホルト社長、YLCの本間耕司社長、YLCのメディカルロジスティクスカンパニーの内藤典靖プレジデント

提携スキームは、カーディナルヘルスが米国、メキシコ、欧州で生産したコーディス製医療機器を輸出時のフォワーディングをはじめとして、日本の代理店に届けるまでの業務を一括して提供するもの。すでに、5月1日から稼働している。

受注センター業務に始まり、ロジスティクスセンターでの出荷管理や物流加工、在庫管理、品質検査、代理店への輸配送、そして、販売管理・生産管理、会計管理・人事管理、システムの保守運営までも、ロジスティクスの範疇に留まらない一貫した供給体制を提供する。

輸入通関から法定表示工程・庫内管理、配送までの一貫したロジスティクスサービスを実現。国内外に張り巡らされたヤマトグループの配送ネットワークを活用し、輸入通関から国内の配送までス ムーズな国際一貫ロジスティクスサービスを実現する。

受注センター管理では、CHJ専用の受注センターを立ち上げ、製品の受注・売上入力から、請求書発行・入金管理、問い合わせ対応までをヤマトグループが管理する。物流プロセスとの情報の一元管理が可能となり、効率的且つスピーディで安心な製品の提供体制を可能にする。

基幹業務システムの導入・技術サポートする。CHJの経営資源を有効活用するための基幹業務システム(ERP)を導入する。システムの設計から運営サポート、改修、メンテナンス、他システムとの連携構築をヤマトグループが行う。

なお、コーディスは約30年間日本で心臓・血管関連デバイス事業で営業を行っていたが、2015年にカーディナルヘルスが買収。新たに、ロジスティクスを含めた供給体制を考えていた時に、YLCから提案を受け、今回の提携につながったもの。

カーディナルヘルスは1971年設立、米国オハイオ州を本拠にヘルスケア製品やサービスの包括的企業として、米国では病院、救急センター、薬局などの医療施設向けに、ヘルスケア製品を供給。従業員は世界60か国で約4万人。

ヤマトロジスティクスの本間耕司社長は「これまでYLCは企業間物流と国際がメインだったが、今回の提携はメディカルという業種で一貫した供給体制を目指したもの。医療関連はさまざまなライセンスも必要で、難易度は高い。しかし、メディカルの市場は日本は米国に次いで巨大。今後外資系の参入も増えてくると思われ非常に有望だ。社会保険費の上昇を流通改革でコスト削減していくことも、患者視点で考えるCHJの理念に通じることがあるものと感じている」と話した。

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