商船三井/最適航路選定システムにハザードマップ機能を追加

2017年05月24日 

商船三井は5月24日、ウェザーニューズが提供し、航海中の船上で使用する最適航路選定システム「Capt.`s DOSCA」にハザードマップ機能を追加すると発表した。

<新たな「Capt.`s DOSCA with Hazard Map」(上)と従来の「Capt.`s DOSCA」(下)>
新たな「Capt.`s DOSCA with Hazard Map」(上)と従来の「Capt.`s DOSCA」(下)

商船三井は既に運航船の多くに同システムを採用しているが、新たに商船三井が独自に選定したハザード情報を追加し、「Capt.`s DOSCA with Hazard Map」として運用する。

ハザードマップにはまず、学んだ教訓を風化させないことを目的とした自社運航船の過去の事故情報、類似事故の未然防止を目的とした他社船事故情報、危険海域と特別規則適用海域の表示、自社運航船による実測気象情報の共有などのコンテンツで構成されている。

これにより、船上で航海計画や予定進路の気象状況を確認する際に、自船の航路付近に潜在するハザード(例:過去に座礁事故が発生した海域、航行規制が存在する海域等)に対し、乗組員に「気づき」の機会を与えることができる。この「気づき」によって乗組員の注意力を高め、より一層の安全運航をサポートすることが可能になる。

ECDIS(Electronic Chart Display and Information System; 電子海図表示情報装置)には表示されない種々の情報を「Capt.`s DOSCA with Hazard Map」のモニター上に集約して表示することで、乗組員による航海前の情報収集作業を軽減し、航行に関連する情報や規則の見落とし防止にもなり、安全運航強化に寄与する。

将来的には、インターネットを介してリアルタイムに自社運航船同士が航海情報を共有できるコンテンツの導入や船ごとのニーズに応じた情報を追加するなどして、機能の充実を図っていく予定だ。

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