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インフォア/クラウドベースのBIプラットフォーム提供会社を買収

2017年05月18日/IT・機器

インフォアは5月18日、クラウドベースのBI(ビジネスインテリジェンス)、データ可視化のパイオニアであるBirst社の買収について合意したと発表した。

Birst社のBIプラットフォームは、ネットワーク化されたBIの仮想インスタンスと分析機能を組織全体で共有することが可能。

ETL(データの抽出、変換、ロード)や業務レポートの作成、ダッシュボードの活用、コンテキストの理解、可視化、スマートなデータディスカバリー、データのブレンティングといった作業を、シンプルでありながらも豊富な機能性を持つエンドツーエンドなクラウドBIスイートで提供する。

企業の保有するデータは、複雑に連携されており一貫性がない。Birst社は、ネットワーク化され意義付けされたレイヤーなどのデータ集約機能に強く、連携されたデータソース間の定義を標準化することに長けている。

同社の自動データ精緻化機能は、統一化テクノロジーを採用しており、複数の異なるデータソースから集めたデータのマッピングとモデル化の両方が可能であり、あらゆるデータリポジトリにわたってメトリックスを定義することができる。

インフォアはこれまで、複数のERPシステムを運用している顧客から、複雑に連携した今の環境を全社的に串刺しに分析できるレイヤーを構築してほしいという要望を受けていた。

このような集約レイヤーを構築することに関心を持つ、専門性のあるERPベンダーはほぼ皆無。より有意義なインサイトとデータ間の相関関係を、複数の業務分野に提供することは、大きなビジネス価値となる。

BI製品を販売する企業は、分析プラットフォームは提供できても、業界固有の業務プロセスや将来役に立つインサイトについては理解していない。

アプリケーションを販売する企業は、業務プロセスや業界については理解していても、データの解釈やアナリティクスを行うプラットフォームを持っていない。

インフォアとBirst社がひとつになることは、この2つの世界を収束させることを意味する。巨大なアプリケーション企業が、顧客ニーズを満たすためにBI製品を買収することは、従来のERP企業で利用している旧式のクライアントサーバー型BI製品とは対照的に、最新のクラウドBIプラットフォームを手に入れる。

インフォアは、ワールドクラスの分析アプリケーションプラットフォームに大規模に投資し、予算編成や計画策定、連結アプリケーションだけでなく、強固なセールス&オペレーションプランニングが可能なアプリケーションを提供してきた。

Birst社のプラットフォームは、インフォアの最高レベルのアプリケーションをさらに強化し、補完することになる。

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