国土交通省・経済産業省が主催する2016年度グリーン物流パートナーシップ会議の特別賞に、「IoTによるコンテナ(トラック)待機時間短縮と31ft鉄道コンテナを活用した製品配送と原料調達の一環運用による環境負荷の削減と物流効率化の構築」が受賞した。
事業者は神戸モーダルシフト推進協議会が代表となり、ネスレ日本、全国通運、日本貨物鉄道、日本アイ・ビー・エム、ジェナが事業者として参画。
配送業者、倉庫業者と連携するためのIoTシステムの導入により、トラック待ち時間の削減を実現。また、31ftコンテナの導入による配送効率向上やオペレーションの効率化により、モーダルシフト輸送の経済優位性を実現した。
ネスレ日本の島田工場で課題となっていたトラックの長時間待機という問題について、ジェナ/ジェーエムエーシステムズと日本IBMは、ビーコン(Beacon)を活用したIoTのシステムを提案。
システムを導入することにより、トラックの待機時間を3割削減することを実現した。
取り組みでは、ジェナ/ジェーエムエーシステムズが提供するビーコン管理プラットフォーム「Beacapp」と、日本IBMが提供する IoT アプリケーションを素早く構築することができるPaaS「Watson IoT Platform」をAPI連携することにより、開発開始からわずか3週間でシステムを稼働させることができた。