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フェデックス/車両の燃料効率で新目標を設定

2017年05月12日/3PL・物流企業

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フェデックスコーポレーションは5月12日、「グローバル・シチズンシップ・レポート2017」をウェブサイトで公表したと発表した。

レポートは、責任とともに臨機応変に全世界をつなぐために、フェデックスがどのような取り組みを行っているかを詳しく紹介するもの。

年に一度発行される本レポートでは、3つの主要分野(経済、環境、人材)でのフェデックスの戦略と目標、プログラム、そして進捗状況について最新情報を知らせている。

レポートには、フェデックスが2016年度に掲げたシチズンシップの目標に対する達成状況に関するデータも掲載されている。2016年の会計年度は2016年5月31日に期末を迎えた。

レポートのハイライトは、環境では、フェデックスエクスプレスは、保有する車両の燃料効率の目標を引き上げた。

フェデックスの新たな目標は、2005年を基準にして2025年までに、車両の燃料効率を50%向上させること。フェデックスエクスプレスは、車両の燃料効率を2020年までに30%向上させるという目標を、2015年度にすでに達成した。5年早く達成したことになる。

2016年時点で、2700台を超える代替燃料車両を保有しており、2015年度に比べて約44%増加した。アジア太平洋地域では、ゼロ・エミッションの100%電気自動車を香港、日本そして台湾で導入した。

また、フェデックスは、保有航空機の近代化と業務の改善を継続することにより、2016年度には1億5300万ガロンを上回るジェット燃料の節約に成功した。これは、オリンピックサイズのスイミングプール230杯分に相当する。

経済では、フェデックスは2016年度に、新たに立ち上げたフェデックス・ケアズ慈善贈与プログラムの一環として、世界各地の97のコミュニティに4600万ドルを超える投資を行った。

この取り組みの目標は、全世界で機会を作り出し前向きな変化をもたらすため、2020年までに200のコミュニティに2億ドルを投資するもの。フェデックス・ケアズを通じて、起業家たちの活動を後押しし、行政サービスを十分に受けられない人々が就職できるよう支援し、持続可能な輸送手段を拡大し、道路と歩行者の安全性を高め、フェデックスのグローバルネットワークを活用して、最もニーズの高い地域にリソースを提供できるようにしている。

人材では、フォーチュン誌は今回も、「世界で最も賞賛される企業」の一つにフェデックスを選出した。この調査では、財務業績と企業評価に関する9つの属性が測定される。フェデックスが上位20位以内にランキングされたのは、今回で17年連続。アジア太平洋地域では、エーオン社の2016年度ベスト・エンプロイヤー調査で「ベスト・エンプロイヤー」の1社に再び選ばれた。受賞は今回で4回目となる。またフェデックスは、4つの市場(日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド)でもベスト・エンプロイヤーの地位を獲得した。

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