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ダイフク/eコマース対応などの物流関連投資が拡大、成長を期待

2017年05月12日/決算

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ダイフクが5月11日に発表した2017年3月期決算によると、売上高3208億2500万円(前年同期比4.6%減)、営業利益230億9900万円(10.6%増)、経常利益237億6000万円(8.0%増)、当期利益167億4600万円(22.7%増)となった。

主力事業であるマテリアル・ハンドリングシステムは、世界的にeコマース対応などの物流関連投資が拡大していること、自動化・大規模化の傾向にあること、人手不足解消や生産性向上への投資が見込めることなどから、今後も成長が期待される。

このような環境を背景に、グループの業績は順調に推移した。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期利益のいずれも過去最高を更新した。同時に、中期的な経営目標であった営業利益率7%を達成した。

売上高は、豊富な受注残を背景に、順調に進捗したが、円高による目減りがあった。

受注高は3565億1800万円(0.8%減)、売上高は3208億2500億円(4.6%減)となった。

子会社関係では、大福(中国)で、マテリアル・ハンドリングシステムの需要が、食品・医薬品などのほか、流通業でも急速に高まっていることから、上海近郊の工場を移転して生産体制を拡充。売上面では、食品関係の大型案件の工事遅延などの影響を受けた。

自動車生産ライン向けシステムは、凍結されていた日系メーカーの投資計画が再開され、期初の受注計画を大幅に上回った。

来期の業績予想は、売上高3800億円、営業利益266億円、経常利益274億円、当期利益190億円の見通し。

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