丸全昭和運輸が5月11日に発表した2017年3月期決算によると、売上高1048億2400万円（前年同期比4.9％増）、営業利益55億5500万円（4.9％増）、経常利益61億4900万円（4.9％増）、当期利益44億2000万円（11.1％増）となった。
物流事業の売上高は887億4100万円（6.5％増）、営業利益は42億5600万円（9.1％増）となった。
貨物自動車運送事業は、関東地区では鉄鋼や化成品関連および事業所移転案件の取扱い減少があったが、住宅資材の新規3PL案件の受注や日用雑貨および非鉄金属の取扱い増加があった。
関西地区では、樹脂製品や住宅設備および日用雑貨の取扱い増加があり、貨物自動車運送事業全体では大幅な増収となった。
港湾運送事業は、関東地区では輸出向けの建設機械や穀物類および住宅建材の輸入取扱い減少があったが、工業用バネや青果物の輸入取扱い、中東および東南アジア向けのプラント案件の取扱い増加があった。
中部地区では、太陽光パネルの輸出取扱い減少があったが、沿岸荷役作業の増加があり、港湾運送事業全体では増収となった。
倉庫業は、関東地区では建設機械、非鉄金属や政府米の取扱い減少があったが、住宅資材の新規3PL案件の受注や、日用雑貨の契約形態の見直しによる取扱い増加があり、増収となった。
来期は、売上高1090億円（4.0％増）、営業利益58億円（4.4％増）、経常利益63億円（2.4％増）、当期利益44億円（0.5％減）を見込む。
