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日通/2016年度の内航海上輸送1.4%減

2017年05月04日/調査・統計

日本通運は5月2日、2016年度の内航海上輸送サービス取扱い実績が12フィートコンテナ換算個数で32万5081個(前期比1.4%減)と発表した。

12フィートコンテナ数は15万8614個(3.88%減)、トレーラ台数が5万5489台(1.08%増)。

北海道~東京~大阪航路は、航路積載率91.1%で、11万7147個、2万7511台。東京~九州・瀬戸内航路は、航路積載率91.1%、4万1467個、2万7978台。

なお、2017年度内航海上輸送目標個数は33万3200個(2.5%増)。

熊本地震、8月発生の北海道上陸台風の影響により両航路共に厳しい運用を余儀なくした。

北海道航路は、東京発は一部飲料メーカーの海上シフトの追い風もあり微増ではあったが前年実績を上回った。

北海道発は、前年の収穫が順調に推移したことから、道東地区からの砂糖出荷が好調な荷動きになり、メインポートの苫小牧では製紙メーカーの生産量減に伴う影響と収穫時期の農産物が台風により影響を受け、年間で前年から5,000個落ち込んだ。

北海道上陸台風によりJRが輸送障害となり昨年9月~12月については釧路~八戸間の499船舶による代行輸送と合せて、釧路~東京間で弊社「ひまわり」によるJRコンテナ代行輸送も実施した。

九州航路は、熊本地震の影響で特に博多港で大手荷主の発送が大きく落ち込んだが、年間を通じてほぼ前年並みの発送数量は確保できた。

荷主動向は、飲料メーカーが好調に推移していることと、年々トレーラ化が進み微増であったが対前年増となっている。

昨年度は、博多~境港間でトライアル実証輸送も実施しているが、今後は九州エリアの新たなモーダルシフトの受皿となり得る地域の見極めも視野に入れ展開し、荷主の総合提案での拡販に繋げていく。

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