トランスコスモスグループのECロボは4月17日、各ショッピングモール利用者が完全自動出荷できる通販物流サービス「EXPRESS(エキスプレス)」を発表した。
「EXPRESS」は各ショッピングモールの運営に必要とされる”おもてなし”サービスに柔軟に対応しつつ、欧米並みの完全自動出荷を実現。”おもてなし”サービスとは、のしやラッピングサービス、代引きなどの決済サービス。
入荷工程で特別なバーコードラベルの貼り付けが不要となるため、仕入れ先からのダイレクト入荷が可能となった。
完全自動出荷により、各ショッピングモール運営企業は、受注処理や出荷業務に関する工数を大幅に削減することが可能となり、仕入れや売上向上などのコア業務に集中することができる。
さらに、手作業のデータ処理が減り、ミスも削減できる。
これまでの通販物流は、倉庫などの個別発送代行企業の物流業務請負がビジネスモデルの主流となっている。「EXPRESS」は、従来のビジネスモデルとは一線を画するもの。
ECロボではこれを「完全自動化オープンモデル」と位置付けており、APIの普及とともに、今後主流のビジネスモデルとなると予測している。
「EXPRESS」は現状、受注管理システムを経由しての自動出荷サービスの提供となるが、今後は各ショッピングモールと直接、API(アプリケーションプログラムインターフェイス)接続して自動出荷するサービスをリリースする予定。ECロボは、初年度350社への「EXPRESS」提供を目指している。
■通販物流サービス「EXPRESS」
http://www.ec-express.com
問い合わせ
ECロボ
TEL:03-4431-1337