Zepol（ゼポ）は4月13日付で、米国海上コンテナ輸入の3月実績をまとめた。
＜アジア10か国・地域発米国向けコンテナに動き 月次トレンド比較（10月～5月）2017年3月＞
アジア主要10か国・地域発のTEU（B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含）は、前年同月比17％増の109万TEUとなった。
3月のアジア主要10カ国・地域発のTEU（B/L・母船積地ベース・実入り・FROB含まず*）は、春節後の影響をうけた前月23％減のあと、16.5％増の108.5万TEUとなり、1～3月累計（Q1）では前年比2.2％増の345.6万TEUとなった。
米国向け世界発は、67％を占めるアジア発が16.5％増に対して、欧州（シェア16％）が0.6％、中南米（シェア10％）が1.6％と共に微増で、全体では3.1％増、1～3月累計でも3％の増加となった。
アジア発の主要品目（HS2桁）の動きも全体の17％を占める家具類が29％、つづく機械類11％、電子電機12％といずれも増加となり、自動車関連は1.3％増だったが、上位10品目の動きは（シェア63％）14％増だった。
アジア国地域別では、約6割を占める1位中国発3月分は24.2％増で1～3月累計は2％となった。
2位韓国発は中国発TS分が12％増だったものの、日本、インドネシア、ベトナム発TSは減少し、自国分も12％減となり3月分は9％減（4か月間連続のマイナス）で1～3月累計も3.5％減となった。
3位台湾発は16.5％増で、1～3月累計は3.3％増だった。
4位シンガポール発は2.3％減で13か月連続のマイナスで1～3月累計も10.3％減だった。
5位香港発は16.5％の増加だったが1～3月累計は0.6％減と横ばいだった。
7位ベトナム発は前月を除き10か月連続プラスで63％の大幅増で、1～3月累計も24％増でした。以下、8位インド発8％、9位タイ発29％、10位マレーシア発22％といずれも増加だった。
6位日本発（直航分）は5か月連続のプラスで8.6％増、1～3月累計でも7％増だった。韓国TS分は8か月連続のマイナスの47％減だった。
一方、日本発直航分に含むアジア発フィーダ分の比率は、1～3月累計で比較すると前年Q1は3％に下がっていたが、中国、タイ、フィリピン発が増えて（ベトナム発は減少）5％に戻した。
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南石正和
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