ウェザーニューズは3月30日、海運会社のEU MRV対応をトータルでサポートする新サービス「Emission Status Monitoring Service」を全世界の海運会社を対象に提供開始すると発表した。
海運業界の燃費報告制度に関する欧州規制、EU MRV(Monitoring, Reporting and Verification)の2018年1月1日施行に伴い、第一フェーズとして、2017年8月31日が提出期限となっているMonitoring Plan(モニタリング計画書)の立案を支援する「Monitoring Plan Support」の申し込みを今年4月12日より受け付ける。
<Emission Status Monitoring Service 専用サイト>
同社は約半世紀にわたって海運業界をサポートする中で開発したサービスインフラやデータベースをフル活用し、EU MRV対応にかかる海運会社の業務負担の軽減と、迅速かつ確実なEU MRV対応を支援する。
海運業界の燃費報告制度に関する欧州規制・EU MRV
海運業界全体が排出するCO2は、世界の温室効果ガス(GHG)総排出量の2.5%にあたると言われている。
2015年、欧州委員会は地球温暖化対策や環境負荷低減のため、海運業界の燃費報告制度に関する欧州規制、EU MRV [Monitoring, Reporting and Verification]を採択。
EU MRVはEU域内の港に寄港する5,000トン超の船舶に対して、船籍国に関わらず排出量のモニタリング、報告、認証を義務づけるもので、2018年1月1日からモニタリングの開始が決定した。
第一フェーズとして、該当船舶を管理する会社は2017年8月31日までにMonitoring Plan(モニタリング計画書)を作成し、認証機関に提出する必要がある。
2018年1月以降、欧州の港に積み荷の上げ下ろしや乗客の乗降を目的に寄港する全ての航海に対してMonitoring PlanにもとづくCO2排出量の測定が義務づけられる。
■Emission Status Monitoring Service専用サイト
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