プロロジスは3月16日、茨城県下の圏央道を走行し、プロロジスパーク古河、プロロジスパークつくばを巡るツアーを企画・実施した。すでに埼玉県下の圏央道ツアーを実施し、今回で2回目。
立案したプロロジス開発部の森田大輔部長は「圏央道を実感していただくことが先決だと思っています。地図で見る距離感や時間などと、実際に走行しての感覚は違うものです」と話す。
圏央道沿いにはプロロジスを含め多くのディベロッパーの物流施設が点在する。注目を集める圏央道沿いの物流施設の魅力を探ってみた。
都心から近く感じた圏央道
圏央道は完成すれば全長約300㎞になる。現在、その9割ほどが開通している。都心から約40~60㎞離れた地点を環状に結ぶことで、都心に放射状に延びている6本の高速道路(東名、中央、東北、関越、常磐、東関道)を結ぶ道路だ。
圏央道は、都心部を通らない動線、地域間移動の利便性、非常時の迂回機能が大きな開発目的だ。特に物流面と観光面に大きな期待がかけられている。
圏央道ツアーを終えた参加者の声が届いている。「実際につながった圏央道を走って、利便性を改めて感じました」、「今後の検討材料にできればと思います」、「関東地区における事業拡大を考えております。引き続き圏央道沿いの物件は興味がありますので参考にしたいと思います」、「本日は、タイムリーな企画に参加させていだたき有難うございました」など、前向きな意見が目立ったという。
アンケートだけにある程度割り引いて考えなければならないが、一様に圏央道沿線への興味と共に実感に基づく利便性に気付いたようだ。
圏央道ツアーを開催した理由を森田部長は「このツアーで伝えたいことは3つあります。一つは圏央道の利便性。2月26日に茨城県下の圏央道が開通しましたが、実際ここを走ってみて近さ、速さを感じ取っていただきたい。二つ目は沿線に展開しているプロロジスのBTS施設の事例を紹介して、我々の開発力を知ってほしい。そして、3つ目はつくばで開発しているBTS施設の土地を見ていただきたいということです」と話した。