岩谷産業は3月21日、農業生産法人「こと京都」との共同出資による「こと京野菜」の亀岡工場を完成したと発表した。
九条ネギを始めとする京都府内で栽培した伝統的な京野菜を冷凍加工して、4月より順次出荷開始する。
亀岡工場では、こと京都や京都府内のJAなどが生産した京野菜を、岩谷産業が有する独自の冷凍技術「フレッシュ・アイ製法」を用いて、冷凍加工している。
まずは九条ネギの冷凍加工を中心に、こと京都、岩谷産業両社の販路を活用して国内の大手外食チェーン、スーパーなどの市販ルートをターゲットとして販売する。
岩谷産業は1974年より冷凍食品事業に参入している。自社ブランド「フーズランド」では約300品目の冷凍野菜・水産加工品・畜肉加工品の輸入販売を行っている。
2002年に開発した冷凍野菜の鮮度、おいしさ、栄養価を保持する「フレッシュ・アイ製法」を用いた高品質な冷凍野菜は、大手外食チェーン、惣菜加工会社などから高い評価を受けているという。