サトー/世界唯一の印刷技術会社を子会社化、包装材にインクレスで印刷

2017年03月10日 

サトーは3月10日、世界唯一の印刷技術を持つ英国 DataLase 社を1月に子会社化したことで、「人・モノ・情報の「最後の 1cm」をつなぐ事業を強化すると発表した。

自動認識技術にDataLase社の印字技術(インライン・デジタル・ プリンティング、IDP)がもたらす「大量・高速・可変情報・デジタル」の要素を掛け合わせ、 生産性が高く柔軟な自動認識ソリューションを提供する。

同社が持つエコナノなど 既存技術とIDPを掛け合わせ、より持続可能でパーソナライズされた消費者向けパッケージングソリューションの提供を目指す。

IDP事業で、2021年の売上目標は250億円。

<左からDateLase社のマーク ネイブルズCMO、サトーHDの松山一雄社長、DateLase社のクリス ワイヤーズCEO>

サトーの松山一雄社長は「DateLase社提供のIDCとは、プリントする対象物に、特殊な顔料を塗りつけ、そこにレーザー照射をする事により印字が可能となる。インクレスなので、現場が汚れる事はなく、今までのプリンティングに必要な中間消費財(ラベル、インク等)も必要ない。また、顔料の下層の部分がプリンティングされる為、破損しにくいというメリットもある。現在サトーでは、自動認識ソリューションが売り上げの8割を占めるが、Date Lase社の子会社化で、シナジー効果が生まれ、SATOの自動認識ソリューションのさらなる進化が期待できる。将来的にこの取り組みは主流にしていきたい」と話す。

DataLaseのIDPは、ネスレ、ユニリーバ、ハイネケン、バイエルなどのグローバル企業に採用されている。海外のパッケージ業界メディアは「パッケージのパーソナライゼーションやリアルタイム性は業界のトレンド」と紹介。パーソナライズされた商品やパッケージに好意的な消費者が多いとの複数の調査結果を紹介している。

最近では、コカ・コーラやキットカットといったブランドが、個々の消費者に向けパーソナライズされたパッケージを活用した世界的なプロモーションを展開している。

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