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日清オイリオグループ/摂津製油を完全子会社化で生産・物流体制を強化

2017年02月07日/SCM・経営

日清オイリオグループと摂津製油は2月7日、日清オイリオグループを株式交換完全親会社とし、攝津製油を株式交換完全子会社とする株式交換契約を締結したと発表した。

生産・物流体制については、これまで、日清オイリオグループの堺事業場内において運営してきた攝津製油の堺油脂工場を、日清オイリオグループの生産・物流体制に統合する。

攝津製油が運営してきた堺油脂工場は、グループ全体の油脂・油糧事業での国内生産・物流拠点の1つとして、重要な責務を担ってきた。

特に、日清オイリオグループの他の生産・物流拠点とは異なり、搾油機能(油脂および油粕の連産体制)を持たない、今後の輸入関税撤廃を見越した海外からの植物性油脂の輸入基地機能を合わせ持つ工場という特徴をもっている。

この生産・物流体制の統合により、他の生産・物流拠点との連携がさらに深化し、グループとして柔軟かつ効率的な生産・物流体制を強化できるとともに、堺油脂工場の特性を一層活用する施策を展開していく予定だ。

攝津製油の抜本的な事業構造変革と成長への取組みや日清オイリオグループの生産・物流機能強化のためには、迅速かつ親子会社間の有機的な連携をはかった意思決定と実行が必要であると認識した。

日清オイリオグループによる攝津製油の完全子会社化が不可欠であるとの結論に至り、2016年11月に日清オイリオグループから攝津製油に対して、日清オイリオグループによる攝津製油の完全子会社化を申し入れた。

その後、両社で協議・交渉を重ねた結果、日清オイリオグループによる攝津製油の完全子会社化により、各社が強みとする事業を強化するとともに、グループ内でのバリューチェーンの高度化や一体経営の推進が可能になることで、両社の企業価値向上が可能になるという認識を共有したもの。

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