トヨタ自動車は1月25日、米国での生産事業体であるToyota Motor Manufacturing, Indiana(TMMI)において、ミッドサイズSUVであるハイランダーへの旺盛な需要に対応するとともに、工場全体を刷新するために、約6億米ドルを投資すると発表した。
2019年の秋より「ハイランダー」の年間生産能力を4万台増強するのに加え、設備の更新や新規導入、最新の生産技術を採用することにより、工場全体の競争力向上を図っていく。
新規雇用は400名程度を予定している。
TMMIでの生産能力増強の決定は、これまでも継続的に進めてきた車両生産の現地化推進の一環であり、今後も米国で持続的成長に取り組んでいくトヨタの姿勢を象徴するもの。
今月上旬開催の2017北米国際自動車ショーにおいて、北米トヨタのジム・レンツCEOは「米国にある既存工場の競争力をさらに向上させるべく、今後5年で米国に100億米ドルを投じていく」と述べている。